昨日のMLB エンゼルス vs オリオールズ戦での、大谷翔平選手の活躍。大谷選手が29号ホームランを打ったという速報を見て、NHK BSで放送されていた個の試合を見始めたんですが、ほどなく30号ホームランの場面になり「うーむ」とその活躍に言葉も無い状態。
試合は二転三転して進み、同点になった6回以降の終盤7回、8回と、どちらもチャンスをものに出来ずに無得点で進み、試合は9回。エンゼルスのピッチャーの好投もあり、この回無得点に抑えると、9回の裏エンゼルスの攻撃は1番からの絶好のチャンス。1アウトからの2番大谷選手は、フォアボールで出塁。一度二盗に成功するものの、バッターの捕手への守備妨害で一度一塁に戻されます。しかし、再び二盗を試みて盗塁成功。後から考えると、この2回の盗塁成功が大きかったように思います。1死2塁となる、3番バッターはライト前の浅めのヒット。「大谷はホームを狙うか」と半分期待していると、予想通り三塁を回るとホームへスライディング。クロスプレーになりましたが、タッチをかいくぐった大谷選手のスライディングが優り、サヨナラに。個人的には、この試合2本のホームランよりも、この最後の二盗とホームへの激走が見所があったし、価値があったように感じましたね。
今シーズンの大谷選手の活躍は、もう言うまでも無いのですが、その盛り上がりで感じるのがイチロー選手がMLBの年間ヒット数の新記録を達成しようとしていたときにも似た感じなのかなと。ただ、正直なところイチロー選手よりも盛り上がっているのは、大谷選手が「ホームラン数」という、バッターとして一番の華で勝負している点じゃ無いかと思いますね。イチロー選手の記録も、MLBの歴史に残るものであることは間違い無いものの、ヒットと言ってもそれこそ内野安打から、外野へのクリーンヒットと千差万別。一方でホームランは、それが場外への大飛球だろうが、スダンドキリギリのライナー性のものだろうが、スタンドまでボールが運ばれた事には違いは無く、やはりどうしても評価はそちらの方が高くなるのは仕方ないでしょうね。
7月3日時点で打者大谷選手の記録は、打率:280、本塁打:30本、打点:66点、安打数:76安打、盗塁:12。このまま行くと、ホームラン数では50本も夢では無い状況で、そうなると「ピッチャーでホームラン王」という、日本の野球漫画の主人公そのまんまがMLBで実現することに。個人的には、打率3割(300)も目指して欲しいですよねぇ。今後は、もしかしたら敬遠が増えるだろうから、打率にしてもホームラン数にしても厳しくなるだろうけど。一方で、盗取しても現在の、3勝1敗、防御率3.60から、可能なら10勝を目指して欲しいですよねぇ。二桁勝利した投手がホームラン王なんて、もうMLBでも最初で最後かもしれない。怪我をしなければ、残り試合数等からまだまだ可能な数字だけれど、先日のヤンキース戦での1回持たずにノックアウトみたいな場面を見てしまうと、やはり心配ですよね。やっぱり、今年後半年内に一度は大谷選手の試合を現地で観戦したいですねぇ。
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