2021年6月26日

Windows 11は帰ってきたVista

PCWatch、山田祥平氏のコラムから、先日発表されたWindows 11に突いて。そのタイトルが刺激的というか挑発できようねぇ、「変わり続けるWindows ~ 11は帰ってきたVista」ですから。

あくまで「個人的感想・印象」ですが、「Vista」という言葉は「Me」と並ぶ、パソコン関係者にとっては「禁句」の一つ(笑)。まぁ、あえて弁護するならクライアント系のWindows 3.0/95/98の系譜と、ビジネス系のWindows NT系の統合を目指したのが「Vista」と言って良いので、その技術的ハードル特にリソース管理とパフォーマンスに関しては、スケジュール的な事も有り足りなかったのが問題でしたね。

そのVistaは、Windows 8/8.1と進んで、今のWindows 10に繋がるんですが、やっぱり「Windows 11は帰ってきたVista」と言われてしまうと、ちょっと躊躇しますよね。今回の11の肝は、UIの更新がメインみたいですが、発と見渡しなどは「あっ、Mac OSに寄った」と感じたくらい、Macッぽい印象。ちょっと困るのは、タスクバーが画面下に固定になるみたいなんですが、私は左端に縦にして使うようにしているので、それは何とかならないかなぁ。多分、どこかのレジストリを弄れば出来そうになっている気もするんだけれど。いずれにしても、確かに見た目の変化は大きいのだろうけど、わざわざ「Windows 10」を「Windows 11」とメジャーバージョンを上げるほどの無いようでもない気がします。

記事にも書かれているけれど、MicrosoftはWindows 10をリリースするときに「最後のWindows」と呼び、今後はそれまでのようにメジャーアップデートの度に名称を変えることはしないと言っていたんですよね。それが、今回覆された訳なんだけれど、逆に名称を変更するほどの大きな変更は伺えない。その矛盾に関しては、ちょっといい加減というか、製品戦略の薄さというか、まぁこの会社らしいというか何というか(以下自粛)。コンシューマー系のユーザーは11に乗り換えていくんだろうけど、企業系ユーザーは逆に「11」という名前を気にして、今の10に今後もステイするんでしょうね。それが変な混乱と、似て非なるOSの混在が深まらなければ良いのだけれど。仕事的には、面倒でなりそうで嫌なんだけれど。Vistaの時は、そのつかえ無さから仕事的には楽だった(引き合いが殆ど無かった)けれど、さて今回の11はどうなんだろうか。

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