2021年6月22日

もっと若い世代への啓蒙を


東京都の感染状況をまとめたNHKのサイトなんですが、 ワクチン接種が本格化してきた4月を境に、50代以上の感染がその接種対象である60代以上で顕著に減少しているのに対して、それ以下の世代特に20代の感染者数が大きく増えていることを、メディアはもっと周知させるべき何じゃ無いだろうか。

勿論上記のグラフは「割合」なので、実際の感染者数は減っているかもしれない。でも、今の感染者数は一日当たり2000人を切っているけれど、これって3月位と人数的には同じくらい何ですよね。とすると、やはり20代、30代の感染者数が増えているということは間違いないように思います。高齢者の場合、観戦すると重篤化して死亡にも繋がる割合が大きいと言われていましたが、若者世代はそう言う傾向は少ないと言われていて、だからこそ感染者数が増えても重傷者数は減少しているんでしょうね。でも、無症状や症状が軽くても、味覚障害とかの後遺症は残る可能性はあるわけで、それを考えると重篤化しないと分かっていても感染しないことに越したことはない。そういう部分の周知をすれば、若い世代の行動様式も「三密回避」に進んで、感染拡大の終息に向けて大きな力になると思うのですが。

直近で一番感染者数が多かったのは、5月のG.W.前後だったわけですが、あの時期に自粛疲れで三密回避がどんどん緩んでいったようにも記憶しているので、その影響がワクチン接種をしている高齢者層よりも若者世代にシフトしたと考えると、凄く納得出来るデータの様に思います。それを考えると、職域接種で職場での接種や大学などの接種など、この拡大している世代に対してのワクチン接種が進めば、感染縮小に向けて大いに効果が期待出来るという事も言えるのでは。一番影響の大きい部分に対策するのが、こう言う場合の肝の訳ですから。すでに1回以上の接種をした人は3000万人を超えて、今月中には4000万人、来月中には2回目接種完了も4000万人に届きそうで、それだけワクチンが普及すれば、かなり陽性者数の減少に期待出来そう。

このまま進めば、8月や9月頃には国民の接種対象者の半分以上に接種が完了しそうで、そうすると既にイスラエルや英国、米国などのように、社会生活を元の規準に戻しても良くなりそうですね。勿論、完全に沈静化するまでは、ワクチン2回接種済みでも、マスク、手洗い、うがいに三密回避は年内は必須だと思うけれど、かなりリスクが低減されることは確か。東京オリ・パラが前回のように秋の季節に開催されていれば、元のプランに近い形で開催出来たかもしれませんね。それだけが残念かな。いずれにしても、60代以上への接種とその効果が目に見えてきた今、20代への対策が次のマイルストーンになってきました。学校の夏休み期間中に接種してもらうというのは良いアイデアだと思うし、やはりこの部分は職域接種でまずはカバーしてもらい、高齢者向け接種が完了してきたら、そのリソースをどんどん投入して行くことが、次の課題になりそう。集団接種センターを、そのまま地域の職域接種会場に転用するとか、折角出来たインフラを効果的に利用して活用する事をもっと考えないといけませんね。いずれにしても、若年世代への対策をすれば、さらに感染終息に向けて降下が期待出来るデータが出たことは、次の対策に向けて具体的なプラン策できると言う意味で重要だと思います。

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