まず問題なのは、このtweetだけでは「何に対しての行動」なのか理解出来ない。LGBT関連だから、背景がLGBTの象徴である「レインボーカラー」を模しているのだろうけど、それだって知っている人は気がつくかもしれないけれど、それだけで主張していると思っているなら、ちょっと弱いのでは。「Twitterデモ」と銘打っているのであれば、何に対してのデモなのかちゃんと記すべきだと思う。
その「Twitterデモ」ですが、まぁその時間中にtweetを増やして、トレンドとかで上位になるようにしたいのだろうけど、そんな一過性の話で良いんでしょうか。少なくとも数日くらいは、ずっとトレンドに表れているくらいの行動を主張するならまだ理解出来るけれど、結局そう言う幅広い支持を得られる自信が無いから、瞬間最大風速的な事しか考えない。それって、実は一人が複数のアカウントから連ツイしたりして、ある意味偽装工作も可能だからで、それが24時間とか何日も続くようなことは出来ない。Change.orgの署名騒動もそうだけれど、クリック一つで幾らでも「トレンド」とか「署名」も操作できるので、2時間だけの話っていうのは単に話題作りだけが目的で、それを証拠に次の騒ぐネタを作るんだろうな、位にしか思えない。
三つ目は「#逃げるな自民党」タグ。「#逃げるな立憲民主党」とか審議拒否するなよとか、Twitterのコメント欄でも早速突っ込まれている。本人達は自覚が無いんだろうけど、世の中はそう言う目で見ているわけですよ実際の所は。しかも、四つ目の話もそうなんだけれど、自分達はどうするのかと言うことでは無く、相手を批判する事だけ要求している。しかも、相手を追求しているつもりの二つのタグですが、そこには「自民党」の名前ははいっているけれど、「立憲民主党」の名前は無い。だから、これらのタグが広まれば広まるほど、世間的には「自民党」の名前が広がるわけです。ここでは否定的な意図で使用しているつもりなんだろうけど、それだけ「自民党」が刷り込まれ行き、何かの時にポジティブな事があれば、それは自民党を肯定する認識に瞬時に変わると思うんですけどね。
四つ目の「#多様性を認めない自民党には投票しません」も、以下略ちゃんも突っ込んでいるけれど、「じゃぁ、これまでは立憲民主党は自民党に投票していたのか」と言う話になってしまう。あるいは、多様性を認めたら(法案が成立したら)、彼らは自民党を応援するんだろうか。そう言う矛盾しか感じないタグ付け。それ以前に、こんな長いタグなんて誰も使わないよとも思うし、何でもっと効果的なタグ付けをしないのか。そして、ここでも三つ目と同じで、「相手に投票するな」という言い方は、決してその分を立憲民主党に投票しろという話にはならないという事。自民党に投票せずに棄権するかもしれないし、別の政党に入れるかもしれない。ここは「多様性を推進する立憲民主党に投票を」と言わなきゃおかしいはず。立憲民主党の公式アカウントなのに、一言も自分達の事を言わないtweetしているわけで、それってtwitter等のSNS/ネットツールの使い方では無くて、単にアジテーションをしているだけのように感じます。
ネットの時代、SNSやネットワークを活用して政治活動をすることは、勿論当然だと思います。特に、ネット依存度の高い若者世代に対して遡及しようと思うと、テレビ等での活動よりもネットでの活動が重要視されるのは当然。ところが、プラットフォームが変われば当然やり方も違ってくるのに、旧態依然とした考えややり方をそのままネットに持ち込んでくるから、逆効果になってしまっている典型が、こう言うことなんでしょうね。と言うか、共産党とか立憲民主党の議員のtwitter利用率って、極端に高い(多い)気がするんですが気のせいだろうか。しかも、粗製濫造じゃないけれど、どうでも良いような話しや無責任に延髄反射的なretweetが多い気もする。Tweetすることは、付随する政治活動ではあるだろうけど、決して議員の仕事としての本文じゃ無い事をちゃんと理解して貰わないと。まぁ、そう言う政治家の集まっている政党だから、その公式アカウントもこんなんなんでしょうね。
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