2021年5月31日

「CIAOちゅ~る」の破壊力

テレビ放送を見る時間がどんどん減っていき、代わりにYouTubeにずっぽし嵌まっていることは何度も書いているんですが、そのYouTubeで視聴する一番のコンテンツが「猫」(笑)。もうね、可愛い猫動画見ているだけで癒されるし、気持ちがリラックスするし、もうそれだけてハイボール3杯はいけます(マテ)。それが、可愛い子猫動画だったりしたら、3杯所か10杯位いっちゃうかも。ただ、目に入る動画は決して可愛いものだけでは無くて、例えば親猫の飼育放棄の子猫だったり、野良猫の保護された生まれたばかりの子猫だったり、あるいは虐待とか多頭飼育崩壊からの保護猫だったり、正直観るのも避けたくなるような痛ましい動画も数多く登録されています。

正直なところ、そう言う辛い動画は観たくないのだけれど、保護された保護主さんたちが何とかして小さな命を繋いでいって、有る程度まで成長したら譲渡会などで里親さんに渡すまでの苦労には、何とか報いたい気持ちも生まれてきます。自分も、本当は猫を飼いたい気持ちはあるんですが、猫の寿命も延びているので、年齢的にもしかしたら飼い猫よりも自分の寿命の方が先に終わるんじゃないかという歳になり、自分の都合で猫を飼うこともはばかれます。そんな中で、たまたま観ていた動画で「ミルクボランティア」というものを初めて知りました。保護された子猫を、一定期間や一定年齢になるまで預かって育てるボランティアの事で、事前に講習とか受けて飼育方法など学び、登録しておくと動物保護センター等から連絡が行くらしい。浜松にもそう言う団体があるようです。「これなら、自分にも出来るんじゃないか? 猫ちゃんにも会えるし」と思ったんですが、例えば生まれたばかりの子猫は人間の赤ん坊同様数時間毎に授乳しないといけないし、病気等へのケアも必要。さらに、自分のように仕事や趣味で外泊することが多い場合には、当然その間責任を持って面倒を見てくれる環境も必要。さらに言えば、子どもの頃に猫を飼っていた程度の経験しかありませんから、そのブランクも大きい。まぁ、生半可な考えでやることじゃないと直ぐに悟って、自分は動画で我慢する、少しでも再生回数を伸ばして某かのインセンティブが届くようにする事の方が、猫ちゃん達の為になると考え直したんですが。

で、そんな風に「猫動画」を観ていて色々感じるんですが、一番強く感じるのが「CIAOちゅ~る」の破壊力というか、どんな猫も手懐けるその強力な力。地元静岡の缶詰会社である「いなば食品」の商品である事は知っていたんですが、「いなば食品」と聞くと、私などはCMでもお馴染みの「ライトツナ」が先ず先に浮かんでくるので、どうもギャップを感じます。キャットフード自体が、人間用の魚の缶詰から派生して生まれたというような話を聞いた記憶があるので、いなば食品がキャットフードを作る事に疑問は無いのですが、そこから「CIAOちゅ~る」にどう繋がったのか、そこが凄く興味が有ります。魚の身を流動食みたいに加工して、スティック状にパッケージしたものですが、猫の食いつき方は尋常じゃ無くて、私も最初はWikiにも書いてあるように「絶対、マタタビが入っているに違いない」と思っていましたからね(笑)。兎に角、人を見れば「シャー、シャー」言っていた凶暴な野良猫ですら、一度ちゅ~るを差し出されて一舐めしたら、後はもう「借りてきた猫」状態になる様子は、手品を見せられているような気分。一体どんな経緯でこう言う商品が生まれたのか疑問だったんですが、社長自らの思いつきだったんですね。社長トップダウンの商品って、余り成功する事例を知らないのですが、SONYのWALKMANみたいに、当たればライフスタイル(今回の場合は猫ですが)を変えるくらい大きいのかな。別の言い方をすれば、1ユーザーとして「ペインポイント」を解決する商品を提案して、真摯に開発して提供したからとも言えますね。

「猫」と「犬」というのは、日本のペットマーケットの二大巨頭で、以前は犬が優勢だったけれど、最近は猫が優勢になっているらしい。自宅近くのイオンモールでも、結構大きなイオン系のベットショップがあるにもかかわらず、イオンスーパーの中にも、ペット商品のコーナーがあり、このあたりの需用の高さを感じます。そうそう、コンビニにも、ペットフードとか置いてあることを見つけて、「えっ?」と思ったこともありました。さらには、最近のモールは、もう引退されているような高齢のご夫婦なんかもよく見かけますが、結構こう言う人達もペットフードの缶詰とか買い物籠に入れていたりしていて、それはそれで微笑ましくも見えるけれど、自分などは「核家族」なんていう単語も浮かんだりして、ちょっと考えさせられることも。以前のサラリーマン川柳だったと思いますが、自分よりもペットの食費の方が高いというような物があったと思いますが、本当、自分の食事は我慢しても可愛いペットには贅沢させたいというのは、ちょっとどうなんだろうか。それでも、種類にもよりますが、一般的なちゅ~るだと、1本(14g)で30円一寸くらいみたいですね。ちゅ~るはおやつなので、一日に与えるのは2~4本位が目安となっているそうですが、まぁ60円から120円位なら、人間のおやつよりはずっと安いから、そこは猫ちゃんに譲っても良いかな。というわけで、今日も「バーチャルちゅ~る」に励むことにします。

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