大きく分けて、情報関連事業中心のYahooと、コミュニケーション事業中心のLINEと、棲み分けが出来ていそうな感じもあるけれど、それぞれPayPayとLINE Payという決済手段で鎬を削っている仲。今後、LINE PayはPayPayに統合されるみたいだけれど、この統合は結構良いかもしれませんね。横の広がりを持つYahooに対して、縦の繋がりをもつLINEが幹としてYahooの各種サービス・ビジネスを繋げていくイメージは、有だと思う。ただ、あくまで個人的感情からだけれど、Yahoo/LINEと言う事で自分はちょっと距離を置きたいのですが(笑)。
今回の統合で、合わせて3億人にユーザーが利用するサービスに成長するみたいですが、日本の総人口の倍以上のポテンシャルを持つサービスって、どうなるんだろうか。こう言う動きを見ていると、早くマイナンバーを利用して、様々な公共サービスや税金関係を一括処理できるようにして欲しいと思うのですが、相変わらず「国民層番号制が」とか「個人の人権が」とか言う話が続きます。でも、今回の統合だって、日本人の半数近くが利用するといわれているLINEのIDで紐付けられるわけだから、それって殆ど「マイナンバー化」していると言っても良いのでは。でも、マイナンバーみたいな批判は殆ど聞こえてこない。
世界的にはGAFAの影響力が問題になってきているけれど、もう少し小さな単位、地域とか国単位であっても同様の危惧はあるわけです。半面、今回の新型コロナウイルスで効果的な対応・対策が出来た国には、何らかの形で国全体の管理システムが存在していて、それが効果を発揮したことも事実。ただ、その場合に疑問が出るのは、LINEの場合は電話番号に紐付けされているわけだから、マイナンバーのように個人が特定出来るわけじゃ無い。統合して、それぞれのサービスを有機的に効果的に提供しようとすると、ユーザー認証もちゃんとしないといけなくなるわけで、その当たりがそれぞれレベルを踏んでいけるのか、それがちょっと心配というか疑問ですね。
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