昨年末に発生した、ファミリマートが展開する「お母さん食堂」に対してのクレーム問題。少なくとも、新聞などでの既存メディアでは取り上げられておらず、もっぱらネットで賛否の意見が拡散して居るみたいですが、その多くは否定的なもののように思います。私も、元々の高校生が疑問を持つことは良いことだと思うけれど、そこからの改名希望の署名活動などは、別の意図があるように強く感じられるし、ある意味言葉狩り行動とも言えると思います。
そんな状況を、何時ものように以下略ちゃんがまとめていて、概ね私も同意できる内容。「概ね」というのは、6章目に書かれている「会社は変更に伴う膨大な損失を被る」という部分に関しては、そのクレーム内容によって、正しければ変更するべき場合も有るわけだから、そこは一寸違うかなと。多分、企業側が言われるままに対応することに対しての反論理由の一つとして上げているんだろうけど、ここは元々の理由の理不尽さで反論するべきじゃ無いかという気がしています。その上で、そのクレーム内容と実際のコストを秤にかけて判断することはあると思うけれど、今回の場合は其れ以前の内容というのが、自分の個人的考え。
以下略ちゃんも指摘しているように、このファミマの「お母さん食堂」の企画は3年前から始まっていて、最近でもTV-CMが良く流されていたもの。その頃には、全くこう言う話は出てきていない(少なくとも、ネットで話題になるようなことは無かった)のに、ジェンダー教育を受けて直ぐに女子高校生が署名運動まで始めてしまうというのは、正直胡散臭さを感じます。その「ジェンダー教育」なるものがどう言う内容なのか、その内容がこの話題の中では登場しないんですよね。先ずは、その内容をちゃんと開示して欲しい。その内容が、偏った物ならば「それならそうなるよね」で終わりだろうし、内容的にバランスのある適切な物ならば、「やはり一寸考え見よう」と同意も得られるだろうし。そう言う意味では、このガールズスカウト団体は、結果だけを求めて賛同を得ようとしているみたいだけれど、自分達のプロセスこそ公開してその内容に関しての是非を問うべきなのでは。正直、色々なジェンダー関係の話題がこれまで幾つも公になってきているけれど、個人的には首をかしげるような内容ほど大きな話になって、メディア等も取り上げている気がします。だから、性差別を無くすことには大いに賛成するけれど、具体的に登場する事例に関しては疑問しか残らないケースが殆ど。
自分の子供の頃は、今のように外食できる機会は年に何回あるかどうか見たいな状態で、一日三回の食事は毎回母親とか祖母が用意していた時代。だから、自分の味覚は「母親の味」で出来ていることは事実。その後、インスタント食品やレトルト食品、中食系の惣菜の流行とか、ファミレス等外食も利用出来る環境になり、さらには核家族化やシングルファミリー(シングルマザー、シングルファザー)の家庭も増えてくると、「父親の味」とか「祖父母の味」とか「叔父叔母の味」なんていうのが、その人の味覚形成の中心になるケースもあるでしょう。そう言う人達に取って、「お母さん食堂」という響きの持つ意味も時代とともに変わってくる時代も到来するだろうけど、今はまだそこまでの時代では無いと思う。其れ以前に、これまで聞くジェンダーとかBLMみたいな差別撤廃の意見を聞くと、全て均質になるべき、自分達を優先するべきと言う印象を受けることが多いんですよね。一番大事なことは、人は一人一人違いがあるのだから、それを区別したり各図家みたいなことにするのでは無く、先ずは理解する、理解出来ない場合はそう言う状況も理解して干渉しない、と言う事じゃ無いかと思うんですよね。出無ければ、個性なんてものも許されなくなるし、得意な分野を伸ばす成長も無くなる。結局は、差別撤廃を主張している人達が、一番の差別が撤廃できない理由・原因になっているのが現状なんじゃ無いかと感じます。
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