2020年4月9日

高齢者対決

アメリカ大統領選挙の候補者を決める、民主党の指名争いは、サンダース上院議員(78歳)が撤退を表明し、前副大統領のバイデン氏(77歳)になる事が事実上決定。この記事を見てビックリしたのは、この民衆党の候補者は、最初の頃はもっと若い候補や女性候補もいたけれど、結局一番のベテラン二人がの小手、77歳のバイデン氏が候補者になったこと。今の時代、70代は決して昔のような「お年寄り」では無いけれど、結構高齢と思われがちなトランプ大統領が73歳と言う事を考えると、他人事ながらちょっと他人事ながら「民主党、大丈夫か」と思ってしまう。

若い人ならば、経験未知数ながらも新しい発想で何かやってくれそうな期待感があるし、有る程度の年齢の人ならば、これまで経験から望ましい行動を見せてくれる安心がある。でも、アメリカ大統領の場合、1期4年で最大で2期8年となることを考えると、バイデン氏が2期務めると85歳ですからねぇ。トランプ氏が初当選したときも、確か歴代最高齢(70歳代は初めて)でのアメリカ大統領就任で、2期どころか1期終了時に74歳になるとが疑問視されたけれど、バイデン氏は大丈夫なんだろうか。トランプ氏が共和党候補になったときには、対抗馬のヒラリークリントン候補も同じくらいの年齢(確か1歳違いくらいだったと)だったけれど、盛んに高齢を叩かれたと思うのだけれど、今回はどうなんだろうか。相手も、74歳近いから問題なし?

日本の安倍総理はどうだろうと思ったら、1954年生まれの65歳かぁ。となると、第二次安倍内閣が出来たときは、58歳だったわけか。かなり若い印象を受けるなぁ。そう言う意味では、現在50代半ばから後半位の有望政治家の中から、次の総裁・総理候補者を見つけないといけないわけですね。大体、大きな企業の社長/CEOは、同族会社などを除けば、大体早くて50代後半から60代が多い気がするから、その辺りは政治家でも企業人でも似たようなものと言って良いのか、人生経験等を考えると、やはりそれ位の年齢になってしまうのか。

先日の緊急事態宣言での記者会見の時、もし安倍総理に万が一の自他の時はどうするのかという質問があって、次席となる麻生副総理が指揮を執るみたいな回答をしていたけれど、麻生さんは安倍さんよりも一人回り以上の79歳。代行者というのは、地位や職位で順番が決まるものだけれど、そこに「年齢」とか「病歴」みたいな重み付けみたいな者も必要かも。震災の時とか、何か大きな事故で責任者が無くなった場合には、地位の順番で職務を継承するのは良いとは思うけれど、今回のように感染症のような場合には、健康体でいられるか、というのも重要な要素になるわけですからね。少し前にトランプ大統領が感染したのではと問題になったけれど、それがより高齢のバイデン氏やサンダース氏の場合は高リスクになるわけですし。年齢制限を設けるのは、なかなか個人の人権にも抵触して難しいかもしれないけれど、例えば国会議員の定年などを決めることで、そこから選ばれる総理大臣や閣僚についても、有る程度健康体で執務できる条件を暗に設定するべきかも。個人の就職と、公人の公務では、同じ「仕事」であっても、やはり何らかの区別・制限が必要じゃ無いだろうか。

0 件のコメント:

コメントを投稿