15年近くテレワーク/在宅勤務をしている「ベテラン・テレワーカー」としては、どうしてもこう言う記事を見ると一言言いたくなる悪い癖(笑)。今回の新型コロナウィルス対策として、色々な企業が一斉にテレワークや時差出勤などを導入して、メディア等で取り上げられることも格段に増えてきました。それまで、オフィスに普通に通勤して、オフィスで仕事をして、オフィスで日中過ごすことが普通だった人が、急に自宅で仕事を、と言われてもなかなか「はい、そうですか」とは行かないことは確か。
私の場合も、当時会社として二人目くらいのテレワーカーだったので、結構最初の頃は試行錯誤状態で、まずは2年間、最初は週一回の在宅勤務から始めて、数ヶ月後には週二回、さらに数ヶ月後に週三回に在宅勤務を増やしていき、その後1年経過した位のタイミングで現在のように週四日モードに移行。その時も、実は会社に通勤していたマンションで在宅勤務のシミュレーション見たいな事をやっていて、もし何かあれば直ぐにオフィスに出られる状態でのトライアルでした。で、結果1年間週四日在宅で金曜日にオフィスに行くというモードで試してみて、問題無いと言うことをマネージャとも確認してから、横浜のマンションを引き払って浜松に戻ってきたわけですから。二年かけて、準備体操というかウォーミングアップして、それがあったら十数年も続けられていると思いますね。
だから、急に始めて一番戸惑うのは、やはり作業環境の違いだと思う。営業さんとか、外に出て仕事をする事の多い人も、あちこち移動するのでは無く、一日家の中にいるというのは凄く最初は苦痛だと思う。私も、最初の頃はまぁ「楽だなぁ」と思っていたけれど、一週間も経たないうちに閉じ込められているような気持ちになってきて、凄くフラストレーションを感じました。その後は、気分転換も兼ねて外に買い物に出たり、散歩したり、あるいはジムに行ったりしましたが、その時に感じたのは朝晩の通勤というのが、実は結構気分転換というか、それなりに大切な時間だったという事。
あと、リモートワークで一番困るのが、会社と同じ事を自宅でやろうとしてしまうこと。勿論、自分の仕事なり役割があるから、それを実行するのは当然なんですが、やはり環境が違うから同じようには自宅ではできない。勿論、定例会議とか時間の決まった仕事は仕方ないのですが、そうで無い自分で完結出来る作業や仕事は、可能なら定時の中で処理するよりは、多少時間をづらして、例えばその日のうちに完了する、その週内に完了する、みたいな大きな枠を作って、それ単位で進捗管理する方がリモートワークはやりやすくなるし、効率も上がると思います。なかなか、そこまで行くのも大変ですし、職種や仕事の内容によってはそこまで出来ない場合も有ります。その当たり、今回の経験が上手く効果を発揮して、自分のやりやすいモードみたいなものが発見でき、それを今回の騒動終了五も生かせるのが、日本の活性化にも繋がる有益な利益になると思うんですけどね。そう言う方向に、是非進んで欲しい。
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