2020年1月1日

大脱走

新年初日は記事を書くつもりは無かったのですが、なんせ年末大晦日に特大級ニュースが出てきたから、これは記録のためにも書き留めねばと、新年初仕事がこの記事書き(笑)。いゃぁ、ビックリしました。元日産会長のカルロス・ゴーン氏が、密かに日本を出国して生まれ国のレバノンに入国していたというニュース

最初はどの様に日本から脱出したのか分からなかったようですが、調べた方が推測しているのは、何らかの方法で関西空港に移動して、関空発イスタンブール行のプライベートジェットで移動して、インスタンブールからレバノンの首都ベイルートへプライベートジェットを乗り継いで移動したというもの。実際にFlightradar24には、そのKIX-ISL、ISL-BEYをフライトする機体の様子が表示されますが、ISL-BEYは機首は分かっても機体番号や行き先(ISLもBEYもN/Aになっている)は不明なまま表示されていて怪しい。

一番の疑問は、どうやって関空から出国したのか、というもの。本人のパスポートは使用された形跡は無い、というか保釈条件としてパスポートは取り上げられているから、可能性があるのは何らかの方法で無審査で出国したか、別のパスポート(複数のパスポートを持っていたらしい)で正々堂々と出国審査に臨み係官が見逃したかと言う事。後者の場合は、多分監視カメラ等の映像があるだろうから、それを精査すれば実際に通過したのかどうなのかは分かるはず。仮に変装をしていたとしてはも、パスポートの名前で引っかかるだろうし、やはり世紀の方法で出国するのは相当難しい気がします。もう一つの無審査出国ですが、今の所記事などでは楽器のケースに隠れて出国したというものが流れているけれど、それだってX線検査はするだろうから、中に人間が入っていれば直ぐに分かるはず。となると、やはり噂されているような、レバノン政府が介在して外交特権みたいな物で無理矢理荷物検査をスキップさせて、機内に誘導した位しか想像出来ません。

しかし、検察の懸念を押し切って色々条件を付けて保釈を勝ち取った弁護団やそれを許可した地裁は大変ですよね。保釈金(15億円)は没取だろうけど、最大の被害は今後は保釈条件がさらに厳しくなるかも。それに、裁判にしても本人の出頭が無いと後半が始められないそうで、となるとこのまま宙ぶらりんのまま、ゴーン氏は海外で自由に生活できるようになるのか。私なんかの世代だと、まず「金大中氏拉致事件」を思い出すんですが、あれは本人の意思とは逆に無理矢理KCIAに連れ出された物。今回は、本人の意志で自ら出ていったところが大きな違いだけれど、その気になったら日本の出入国審査を通らずに外に出る、あるいは中に入る事は結構簡単なのかも。陸続きの国同士ならまだ分かりますが、日本の場合は空港か港しか実質無いわけで、そこを押さえられないというのは拙いですよね。いずれにしても、今は新年で記事の量も少ないけれど、来週位からは一気に後追い記事が紙面を満たすんでしょうね。まずは脱出の背景とか方法の詳細を知りたいですよね。結構過去にも同様の例が発覚したりして。

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