2020年1月4日

大脱走 (3)

カルロスゴーン氏の日本からの無許可出国に関して、移動に使われたと思われるトルコのプライベートジェットの会社が、不正に同社のプライベートジェット機を利用したとして刑事告訴したという記事

すでにFlightradar24で特定されている軌跡と同じフライトパターンで実際に飛んでおり、かつ記事によれば同社の従業員が記録を改竄したと言う事で、移動手段に関してはほぼ特定された感じ。

ただ問題は「どうやって関空から出国したのか」という事ですよね。フランスのパスポートが2部有り、1部は取り上げられていたけれど、もう1部は在留外国人のため携帯する必要が有り、その為に鍵つきの箱に入れていたと言う事だけれど、そんなものその気になればいつでも壊して取り出せるでしょう。ただ、今回はそのパスポートは出国時に使われなかったことは明らかで、レバノン入国時に使用されたのみ。となると、出国方法で残る可能性があるのは、言われているように何かの荷物に入って、X線検査は拒否して持ち込んだか、レバノン当たりの外交特権で通過したか、その当たりの調査結果が出ないと全体像は分からない。

今回の件で、日本の司法制度が遅れているから脱出したとゴーン氏は言い訳しているらしいけれど、まだその司法が行う裁判も始まっていないわけで、そう言う意味では「容疑者」では有るけれど、まだ「罪人」と決まったわけでは無い。勘ぐれば、いざ裁判が始まれば有罪が決まるから早めに脱出したとも思えるけれど、それにしても担当弁護士氏が、そのパスポートを失念していたとか、「逃走ではない」と言ったりとか、彼らも実は知っていたんじゃないかと言う気がする位の関心のなさ。司法の問題というか、弁護士側の問題が大きい気がする。

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