2019年10月24日

小事を大事で隠す

通告問題から広がっている、国民民主党の森祐子議員の問題。元々は台風が接近している金曜日の夜に、連休明けの国会での質問通告が遅れ、その事に苛立った(?)官僚がTLで愚痴ったことが批判され、そうなると「質問漏洩、議員活動の危機」みたいな事で自分の責任逃れを図り、どんどん自ら事柄を大きくしている状態。

問題を複雑化しているのは、複数の異なる事がらを、この森議員は一つにまとめて非は相手にあるという事を言っているわけですが、元々の質問通告の遅れはその場で「失礼した」と謝れば済んだ話。それを広げちゃったから話がややこしくなる。実は一番問題なのは、この15日に質問をしたときに、恰も一般人である原氏が何か罪を犯しているかのような言い方をしたことだと思うなぁ。つまり、最初の質問通告の遅れ、とは違う問題なのに、それをまとめて大きくすることで、自分の非を回避しようとしているのが最大の問題だと思う。元々の話は自分で「終わった話」と言っているわけですからね。

この森氏の質問の根拠は、以前毎日新聞が掲載した記事のようですが、実は毎日新聞側は記事の中で恰も原氏に問題があるような書き方をしていたのに、裁判を起こされるとそう言う事実は無いと言う事を主張している。今も裁判は進行中なので、結果はどうなるか分からないけれど、仮に原氏の主張が認められて毎日新聞に問題があったというような判決が出れば、森氏の国会での発言、しかもNHKが中継している場での根拠の無い理由からの発言は、国会議員の院内での発言の責任は問われないという「免責特権」があったとしても、悪質だし道義的な責任は免れないのでは。確かに、国会内での発言には免責が認められる必要な場合も有るかもしれないけれど、森氏の場合はこの件に関連して、twitterとかで原氏に対して不利と思われるような情報(真偽は不明)を集めたりしているわけで、それは「国会内の発言」とは違うと思うし、その部分に関しては一般的な判断で裁かれてもいいんじゃ無いかと思うなあ。

彼女がやっているのは、自分の小さな失敗を隠すために、さらに大きな話をしてその中に元々の失敗を紛れ込ませて有耶無耶にしようとしていること。免責だなんだと言えば、相手は怯むだろう見たいな事も透けて見えるんですよね。で、その森氏の尻馬に乗って、原口一博議員とかも騒いでいるけれど、本当に何が問題なのか分かっているんだろうか。現在、匿名アカウントの開示をしろと騒いでいるけれど、それってこの人達が少し前に「物言えぬ社会になる」と批判していた話そのまま。自分達は良くて、他者がやるのは許せないというダブルスタンダードを平気でやるから、この人達はいつまでたっても信用できないしされないことがよく分かる事例だと思う。と言うか、頭を下げることが出来ない政治家って、単なる暴君だよなぁ。

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