2019年8月9日

羽田国際線増便

来年3月からの夏ダイヤから、羽田空港の新しい新入ルートを使用する事が決定。これにより、国際線の発着回数が3万9千回増えて、年間9万9千回まで増加し、新規に50枠/日の増便が可能になり、半数近い24枠が日米航空会社の米国線に当てられることは既に言われている話。米系の枠割当はすでに発表されていて、多分そのまま決定するでしょうし、今回の新ルート決定で、日系航空会社の割当も早晩決まるでしょうね。

こちらの記事によれば、現在の羽田空港の離発着数は45万回/年で成田空港が30万回/年。個のに空港で75万回/年ですが、今回の羽田空港分約10万回に、成田の第三滑走路が出来れば20万回増える予定とのことで、合わせて105万回/年になるという試算ですが、ロンドンの4空港で117万回/年、N.Y.の3空港(JFK/LGA/EWR)で127万回/年と、まだまだ世界の主要空港には及ばない。ただ、ロンドンにしてもNYCにしても、空港数が多いからなぁ。今の羽田・成田だけで100万回/年というのは、益々過密化して問題を増やすだけだと思う。ただ、空港が増えるのもいろいろ問題が出てくるわけで、そう言う意味では成田の第三滑走路、羽田の第五滑走路を増設していくのが正しい姿なのだろうか。

仮に、首都圏第3空港を作るとしたら、どこが良いだろうか。最近の流れだと海上空港と言う事になるだろうから、例えば木更津とか富津当たりに作るとか、三浦半島の相模湾側に作るとか。ただ、それだと空港と首都圏の接続が不便なんですよね。個人的には、相模原市に空港を作って、リニア新幹線と直結するようなシステムが出来たら、結構行けそうな気がするんだけれどどうだろうか。でも、相模原市も政令指定都市になるくらいだから、もう相当郊外に行かないと土地は空いてないかなぁ...

いずれにしても、元々は羽田空港しか無かったところに、これ以上の拡張が厳しいということで成田に移転したのに、その成田が色々な制限から拡張が進まず、その間に今度は羽田周辺の環境が整備されて、どんどん規模が拡大して国際線も増えて、成田から羽田にシフトする航空会社も出てくる始末で、この30年、40年の色々なことは一体何だったんだろうかとちょっと個人的に感じます。まぁ、だからと言って、羽田にあのまま留まって拡張していたとしたら、精々50万回くらいで頭打ちで、結局は第2空港を作らないと行けないという話になって、成田と同じような事が発生していたんだろうけど。考えよによっては、まだ成田には色々課題はあるけれど、国際線の中心空港として機能して拡張しているし、結果的に羽田空港も国内最大の空港に再生されたわけで、かなり回り道したけれど、結果的には良かったのかも。来年の春のフライトは、羽田離発着に集中しそう(笑)。

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