昨日の午後13:30から公開された、関西学院大学アメフト部鳥内監督と小野ディレクターの会見の様子。民法でライブ中継したのもビックリでしたが、NHKも生中継していたのにはビックリ。当事者が望む望まないは別にして、もう全国的な国民的な問題になってしまったようで残念です。関学側の会見を見る範囲では、日大側の回答は、これまでの回答範疇からそんなに大きく変わっていない用素で、さらに詳細に関しては5月25日を目処に再回答したいという内容だったそうですが、問題が発生してからすでに二週間近くにもなろうとしているにしては、余りに鈍い日大側の反応という印象。
その対応方法に関して賛否あるとは思うけれど、関学側が鳥内監督、小野ディレクターと言う、チームの代表者が会見を開いているのに対して、日大側は文書とかHPとか、「顔が見えない状態」で対応していることに、多くの人は不満と不信を感じるんじゃ無いだろうか。試合中のプレー、試合直後のインタビューでの日大内田監督の発言、その後の取材で分かった色々な事情など、一言では言えないけれど、それでも試合直後に監督自身が会見をして、一言謝罪をすればここまで大きな騒ぎにならなかっただろうし、もう少し関学側にしても対応に変化が生まれたかもしれない。でも、今となってはもう遅いでしょうね。日大側も、どう言う理解でいたのか分からないけれど、余りに対応を甘く見て間違ったままここまで来ていることに気が付いているのだろうか。遅きに失して入るけれど、先ずは謝罪、そして背景説明と、今後の対応をちゃんと顔が見える状態で説明しないと、最悪のケースに至る可能性もあるんじゃ無いだろうか。
日大側の対応の不味さもあるけれど、これを関学vs日大のOne-on-Oneにしてしまうと、多分さらに状況は悪化するわけで、間に関東学生連盟なり、その上位組織の日本協会がしっかり責任を持って両チームに対して対応しないと、このまま二校の泥仕合が続くだけになってしまう気がする。それでは、遺恨だけが残って何も今回のトラブルから学ばずに風化することになってしまい、全く無意味なことに。日本版NCAAの話しも出ているけれど、何か其れ以前の問題のような気がするなぁ。
もう一つ嫌なのは、変にメディアがこの件に関して取り上げていること。勿論、中には真面目に学生スポーツとして問題意識を持って放送しているところもあるけれど、中には何か際物スポーツみたいな取り上げ方をして居る場合も有って、何かメディアはもう関わらないで欲しい気がしますね。そう言う意味では、NHKと言えども安心出来ないわけで、今は両校の対応と、学生連盟なり日本協会の対応を静かに見守るべきじゃ無いだろうか。その結果が納得出来ないものであれば、それはそれとしてまた批評すればいいわけで。いずれにしても、時間が経てば周りは忘れるだろうというレベルは党に超えているので、時間が過ぎれば過ぎるほど日大側の立場が悪くなることだけは確かですけれど。
[追記] 流石に抗しきれないと判断したのか、報道では日大の内田監督始め関係者が近日中に、関学の当該選手・保護者、関学関係者へ直接謝罪するとの事。どの様な結果になるかまだ分からないけれど、非は非として認めて責任を取り、まずはチームのこと、選手のことを最優先に考えて欲しいですよね。
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