2018年4月18日

自分の声

財務相の福田事務次官の問題でいくつか気になることはあるんですが、テレビのコメンテーターとか野党の人達等が「自分声かどうか分からないと言うけれど、聞けば分かるじゃ無いか」と言っているけれど、この人ボイスレコーダーとかテープレコーダーで自分の声を聞いたことがあるんだろうか。アナウンサーとか芸能人とか、一部の場合を除いて、余り自分の声って聞いたことが無いんじゃ無いの。この場合の「自分の声」というのは、録音した自分の声を再生して聞く、と言う意味で、多分自分の再生された声を聞いたら、殆どの人は余りの意外な声にビックリすると思う。

普段の生活でも自分の声は「聞こえている」んだけれど、それは外から聞こえてきている音ではなく、内部的に認識しているもの。私が自分の声を初めて聞いたのは、小学生の高学年くらいの頃かなぁ、英会話の教材を買ってもらって、それがカセットテープの教材でカセットテープレコーダーもセットになったもの。で、英会話教材よりもブランクのカセットテープを買ってきて録音をして遊んでいたときに聞いたもの。

初めて聞いた自分の声は、予想に反して困ったもごもごした声で、正直ガッカリしたことを今でも覚えています。それ以来、自分の声って聞きたくなくなってきた(笑)。だから、声質として聞き慣れていない自分の声だというものを突きつけられても、それが直ぐに自分の声と判断出来るかというと、写真を見せられてこれはあなたですかと聞かれるよりは、かなりハードルは高いと思います。勿論、それとは別の意味で、録音されているようなシチュエーションでその様な会話をしたかどうかと言うことは、自分の記憶の話なので底は判断出来るものではあるけれど、それだって仕事の上で何時何時どこどこで話をしたというようなことなら、スケジュールとか確認して分かるだろうけど、プライベートな事までいちいち記録に残すかというと、それは難しいところも有るでしょうね。例えば、問われているのが東京のお店だけれど、実はその日はしごとで大阪に宿泊していたら確実に否定できるんだろうけど、なかなかそう都合良くは行かないだろうし。

昨日の午後のワイドショーで、この録音音源を解析していたらしく、どうも三箇所での音声が混じっていて切り貼りされているようなことを言っていたらしいですね。となると、ますます本人があるいはその人が所属する組織がちゃんと説明する必要があるのでは。いゃ、それはセカンドレイプだという意見もあるんだろうけど、それなら裁判で決着を付ければ良いだけの話しで、それをこう言う形でリークしても、結局その人に対しての謝罪にはならないと思うんだけれど。単に、財務相、あるいは政権への痛手にしたいと言う風にしか見えない。女性に限らず弱者保護は勿論最大限必要ではあるけれど、だからといって冤罪かもしれない事象を何の確認もせずに問答無用に受け入れろというのも乱暴な話だと思うなぁ。

0 件のコメント:

コメントを投稿