2018年4月13日

電話番号の仮想化

PCWatch、山田祥平氏のコラムから、先日発表された大手キャリアー三社のメッセージングプラットフォームと電話番号の関係について。

誰が音頭を取って進めるかという問題は有るけれど、仮想的な「電話番号」を一つ取り、外部にはその番号だけが見えていて、内部的にはその仮想番号に紐付けされた実番号へ転送するようなサービスって出来ないだろうか。複数の番号を持っている場合は、優先順位で順番に発呼するとか、特定の番号にリダイレクトするとか、それはオーナーが設定出来るようにすれば良いだけだし。勿論、今のように実番号を複数持つことも問題無いだろうし、実際それで十分間に合う人は幾らでもいるから、結構限定的なサービスになると思うけれど。

同じ事は実は今のメルアドでは実現出来ていると思うんですよね。つまり、複数のメルアドを持っていても、それを管理しているのは例えばGoogleのGmailだったり、Microsoftのmsnだったり。要するにPOP/SMTPの設定をすれば、別のキャリアーのメールサービスにアクセス出来るわけで、それぞれのキャリアーに毎回ログインしてメール確認する必要は無い。それと同じ事を電話でも出来ればいいわけで、となると仮想電話番号みたいな物を作って紐付けできればなぁと思うわけです。

例えば、VoIPの電話サービスを利用している場合は、結構簡単にできそうな気もするんですけどね。そう言う意味では、VoIPのサービスとして、特定の番号からの着信は、登録されたdocomoの番号に転送するとか、VoIPのアプリで受けるとか。勿論、集約することでリスクが高まることも想定されるわけで、そのVoIPに悪意のある改竄が実行されれば、自分の通信機能が全て乗っ取られてしまう可能性も。でも、今だってSNSの相互認証を利用していれば、一つが破られれば全て乗っ取られるわけで、結局はどんな場合でも自分の責任で管理するしか無いんですよね。その上で、どうやったら利便性が高まるのかと言う方向性を考える方が、生産的だと私は思うんだけれど。

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