2018年3月31日

離合集散 雲散霧消

現民進党と希望の党が合流して「新しい民主党」を作るという記事。いゃいゃ、もう開いた口が塞がらないというか、ここまで政治をオモチャにして良いのかというか、離合集散して雲散霧消してくれれば、一番日本のためになるんだけれど(笑)。

もともと、昨年の衆議院選挙のために、旧民進党のままでは勝てないという衆議院議員が、当時の「緑の小池旋風」に相乗りして、希望の党に移り、その後予想外の敗退で「小池新党」の目がなくなると、逆に軒先借りて母屋を乗っ取って「希望の党」になったけれど、結局はじり貧状態は変わらず。結局は、一度袂を分かった集団と再結集するしかないという、なんとも無責任かつご都合主義の考え方。

勿論、民主主義の政治で思いや考えを共有する議員が集まり政党を作り、それで実現していくことは正当な方法で、だからこそより議員を集めて発言力を増していくのは当然の行為。でも、そこには誰もが納得出来るような「核心」とでも言うべき政党の志みたいな物が、だからも納得できる状態で示されないと駄目だと思うんですよね。今回の場合は、そんな話が全然感じられない。元々は同じ政党の議員で、衆議院選挙のために衆議院議員が離党していった、と言う話はあるけれど、結局は元の民進党では駄目だと見限ったわけだからなぁ。

過去、昔は巨大勢力を誇っていた自民党ですら、その勢いが劣ってくると内部崩壊して、新党ブームみたいな時期もあったけれど、そこから長続きした物って、以前の民主党くらいだろうか。その民主党も、実際に政権を任せたらもう論外で、結局今の安倍政権が色々問題があっても長期政権を維持出来ているのは、あの民主党の暗黒時代に戻りたくない、と言う思いだけだと思うんですよね。だから、今色々な政党に分かれている野党にしても、それぞれの政党の「顔」って、結局旧民主党時代の「顔」の人達なわけで、どうしたって当時を思い出してしまう。院政をしろとは言わないけれど、もっと違う「顔」を作らないと世間は振り向いてくれないでしょうね。

何でもかんでも与党が良いとか、自民党が言いと言うつもりはないわけで、有ることをするにはその反対意見があって、それらを比較して検討していくことでより良いアイデアが生まれてくるのは政治だけの話しじゃ無い。そういう意味で、意味のある反対勢力とか、理解出来る反論なら良いけれど、今の野党の場合はそんなことは片鱗も感じられず、単に感情論や思い込みで激情しているだけ。そんな状態がこれからも続く事が、今一番の不幸かもしれない。

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