2018年3月12日

通報

昨晩の新千歳空港では、こんなトラブルがあったようですね。夜の9時半頃となれば、もう最終便くらいのタイミング。最大2時間以上の遅れとなると、羽田行きだとしても足の確保が無いんじゃ無いだろうか。しかし悩ましいのは、怪しい物があったと通報するのも重要だけれど、それが実際に見つからなかった場合その通報者が問題の中心になってしまうこともあるわけで、そうなると萎縮して本当に通報が必要な時に通報されない「狼少年状態」になること。

こう言う場合、SingaporeのChangi Airportのように、搭乗口直前に保安検査施設があり、個々のフライト毎にチェックできれば、ここまで再検査が広がることも無いんでしょうね。ただ、その分X線検査機の数が膨大になるだろうし、検査員も人数を増強しないといけないだろうし。24時間空港で一日中利用者があれば効率的にも良いのかもしれないけれど、そこまで利用者は多くないだろうし。保安検査に関わることだけに、慎重かつ厳密に行うべきで、そういう意味では今回の措置は仕方ないとしても、やはり最初のスクリーニングでちゃんと怪しい物をはじき出せるような仕組みも必要ですよね。ただ、それって全身ボディスキャンだったり、より高解像度高出力のX線検査機だったりするわけで、乗客に対しての負担も増えるのも問題ですし。

結局は、そのナイフらしき物は見つからず、フライトも遅延しながらも出発した様ですが、その部分の検証も必要でしょうね。例えば移動式の簡易検査機みたいな物をゲート前に持ってきて、その場で再検査するとか。機内持ち込み手荷物に関しては、オーバーヘッドビンをロックして、出し入れにはCAさんがするとか。最も、現状ロック機能は無いし、出し入れをして出した物が凶器で無い保証も無いので、これは無意味かもしれないけれど。日曜日の夜、それも遅い時間帯のトラブルで大変だった皆さん、大きなトラブル無く目的地に到着出来たことを祈るばかりです。

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