2018年3月19日

ワイドショー政治

財務相の公文書書き換え騒動で、折角上昇機運のあった内閣支持率が一気に下落。とは言っても、各社違いはあるけれど、大体30%の真ん中くらいという認識が正解だろうか。自民党の政党支持率も、少し下落した物の、32%位に落ち着いていて、一方の野党側は第一党の立憲民主党が10~11%位。それ以外は、ほぼ横ばいか下がり気味と、まぁ「無党派層」の中で消極的に与党支持をして居た人達が、今回は反対票を投じたような感じなのかなという印象。決して楽観視してはいけないけれど、悲観するほどでも無いような気がします。

今問題になっている財務相の文書管理問題も、本当は大きく二つの問題があるわけで、一つは組織体としての情報管理システムの問題、もう一つは森友関連で何か問題があったかどうかと言う話。野党は、知ってか知らずかこの両者を混同させて話を広げようとしているけれど、改竄した文書以前の文書の内容も分かっているのだから、少なくとも森友関連の話はそれを前提に進めれば良いだけのことだし、後者に関しては財務相もそうだけれど、それ以外の象徴に関しても本当はしっかりメスを入れて、今後の対策を考えないといけない時のはず。そう言うことをちゃんと線引きして話を進めれば、多分多くの国民の野党を見るメモ変わると思うのだけれど、結局はテレビのワイドショー以上のことが出来ない野党が、そのワイドショー並みの話しか出来ないから、一行に支持は広がらない。

前回民主党が政権を撮った時には、確か25%前後くらいで、自民党と民主党の支持率は拮抗した状態だったんですよね。それ位の関係になれば、選挙でちゃんと政権を取ることも出来る。でも、民主党の問題は、そこまで上げた支持率の根拠が実績では無く、メディアを通じた「印象」での支持率上げだったから、実際に政権与党になり実務を始めたらどんどんぼろが出てきた。彼らが与党から野党に戻ったときに、もっとちゃんと与党時代の行動を反省して、それを反面教師にして新しい行動方針なり「反省と提案」みたいな事を、もっとしっかりやっていれば、多分民主党の支持率はもっと高い位置で安定しただろうし、世間の評価も変わってきたはずなんだけど、野党になっても言っていることやっていることは昔のままでは、結局その後政党が分裂して、それぞれ異なる主張もするような「バラバラな集団」になってしまっては、ますます説得力が無いし、支援も受けられない。大体、労働者の見方である彼ら野党は、これまで賃上げなり就職なりで何かやってくれたんだろうか。春闘の結果もほぼ出そろってきて、今年もアップして居るんだけど、そういう意味ではあの暗黒の民主党時代の人間の言う事を書くのか、と。

何か、最近の国会中継を見ていると、テレビの情報番組とかワイドショーで放送されている政治の話と殆ど違いが分からない。行っていることは、切り貼りした都合の良い解釈ばかりだし、そこに意見するのもひな壇芸人みたいな政治家ばかり。帰ってテレビのワイドショーの三箇所の方が、最近ではちゃんと正論と感じる話をしだしているような気さえします。そういう意味では、テレビを見ている国民の多くも、そろそろ「野党芸人議員」の芸風に飽き飽きしてきてるんじゃ無いだろうか。

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