2018年2月3日

香典ブーメラン

茂木経済再生担当相の香典問題を追及する野党。ところが見事にブーメランで自らに戻ってきたというお決まりの話。というか、結構以前に野党側の支出については言われていて知られていた話なのに、なんで今回茂木氏に対して持ち出してきたんだろうか。以前のことは忘れていて、たまたま見つけた攻撃材料にこれ幸いと飛びついた、としか考えられない。その為か、昨晩のニュース番組などでは、その前とは掌を返したようにこの話題は取り上げられていなかったようですが、メディアもメディアでいい加減な話。

先ずは野党側は、相手のあら探しをして引きずり落とすという方針を考え直さないと、このまま衰退していくばかりという現状認識をしないと。消えてくれれば、それはそれで良いことだと思うのだけれど、その為に必要な決定がなかなか進まないのは国民にとっては迷惑。彼らが、今の安倍政権あるいは自公政権に対して、より良い政策を示せば当然国民はそちらを応援するわけで、それが出来ないからどんどんじり貧になっていることを理解しないと。先日も国会中継を見ていたけれど、旧民進党の議員達が、政党名こそ変わっていたけれど以前と同じように箸にも棒にもかからないことを延々と因縁を付けるという角田を巻くような感じで質問している。いゃ、質問と言うよりも「おれ、仕事しているだろ」とパフォーマンスをしているだけ。で、あげくのはてな自分達に綺麗にブーメランが戻ってくるわけで、もう開いた口が塞がらない。

でも、問題なのはそういう態度を良しとして、応援しているレガシーメディアが居ることで、彼らは何でもかんでも雇うが正しい与党が悪いと言う路線でしか伝えない。そうでは無くて、ここの案件で是々非々で伝えるのがメディア本来の役目で有り義務でもあると思うのだけれど、自分達の意思を肯定する物が正しいという独善的な話ばかりをしている。時代の流れと共に、レガシーメディアが衰退していくのも道理だとは思うけれど、まるで自らの手で自分達の残り時間を浪費することを加速させているような雰囲気すらします。今はネットが発達していて、以前は無かった視聴者や読者が直ぐにメディアの内容をレビューして訂正することすら有るわけで、彼らはこれまでの一方的に批評する立場から、批評される側になったことをよく理解していないんでしょうね。しかも、その事を「メディアへの攻撃」という言い方すらする。それならばこれまで彼らがやってきたことは、一般国民に対しての攻撃になる訳なんだけど。

もう一つは、やはりネットのお陰で、殆ど全ての記録が残されて検索されて見つけることが出来るようになったから、何時でも過去の発言や記事と比較することが出来る。それも、集合知の力で圧倒的に作業されるから、殆ど瞬時に問題点があれば指摘されるわけで、そう言うこともレガシーメディアは理解していない。メディアでは無く、特定の目的を持って作成される「機関紙」的な存在にどんどん陥っていることに対しての危機感が感じられないのが一番の問題なんでしょうね。あと何年耐えられるのか...

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