2018年1月24日

中国のホテル

今朝朝食の時に見ていたテレビ番組で(多分TBS系列の「あさチャン!」かな)、中国のホテル事情を放送しました。中国の黒竜江省の五つ星ホテル、ケンピンスキーホテル、シャングリラホテル、シェラトンホテルの室内清掃が非常にいい加減だったという内容。調べてみたら、既にその内容が記事になるんですね。

最近は変わっているかもしれませんが、私が仕事で何度か出張していた15年位前野中国の場合、外国人は確か四つ星以上だったか、三つ星以上だったかのホテルにしか予約できず、シェラトンとかヒルトンなどの大手ホテルチェーンの場合は、大体が五つ星だったように記憶しています。実際私も、北京ではあるけれど、ケンピンスキーホテルとシェラトンには宿泊したことがあるし。でも、一応最高グレードを貰っているホテルがこの様子では、他は推して知るべしでしょうか。

テレビでは、実際に清掃を担当する人間の行為として放送していたけれど、普通はその清掃作業後に責任者が部屋ごとに確認をして駄目なところはやり直しをしたりするはず。清掃員自体は外注しているにしても、最終的にはホテルのフロアー責任者なり客室責任者が確認して判断しているはずなわけで、そこの問題も取り上げないと駄目な気がする。それに、一流ホテルとは言っても、多くは現地の会社に運営は任させているだろうし、そういう意味ではホテルのオーナーの責任もある気がするけれど。

最近一寸ビックリしたのは、都内のホテルに宿泊してチェックアウトするときに、部屋の清掃準備をしているハウスキーピングの人とよく会うんですが、殆どが外国の人と思われること。それも、中国とかよりも、多分東南アジア系だろうなと思われる感じの女性スタッフが多いというか、殆どそうなっているんじゃないだろうか。例えばフィリピン出身者であれば、英語も話せるだろうから、外国人宿泊客の多いホテルなどは逆にメリットが有ると思うけれど、層では無さそうなホテルでも、最近は日本人スタッフの姿を見ることがほとんど無くなったなぁと感じます。だから駄目とか言うつもりは無くて、結局はホテルも効率化をしてコストダウンを考えないといけないと、まだまだ日本人を雇うコストよりも、外国人労働者というか、多分日本に滞在している外国人に外注する方が安いんだろうな。変な話だけれど、これであぶれた日本人はどこに行くんだろうか。

まぁ、そういう外注化はどんどん進んでいくわけで、その時に重視されるのはコスト、そして労働品質何だけれど、それってやはり比例するものなので、なかなか難しい。当然雇う側としては、日本人で低コストで高品質な労働力を希望するのだろうけれど、コストダウンが目的の外注化なわけだから、そこが達成できるなら労働品質を落とせない以上は外国人だろうが日本人だろうが、安くて高品質なサービスを選択するのは道理。ただ、OEM/ODMビジネスと同じで、そこで丸投げしてしまうと今回の様にどんどん悪い方向に行くことが多いのが現実。以下に外部リソースを有効に使いつつ、締めるところは締めて、管理するところは管理して品質を落とさないようにするかが、OEM/ODMの難しいところで有り着物所で有り、発注側企業としての腕の見せ所とも言えるでしょうね。

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