2017年11月2日

aibo復活

SONYが12年振りに二台目「AIBO」の「aibo」を再発売するというニュース。初代の、いかにもロボット的な直線の多いデザインと異なり、二台目のaiboはより実際の犬に近い印象の曲線を利用した柔らかいデザイン。勿論、12年間の記述進歩で、性能もアップしているけれど、最大の売りは日々蓄積された「学習記録」がWeb上に保存されてより個性が成長すると共に、さらにその上位AIがいろいろなaiboのデータを学習して、他のaiboにも「犬らしい性質・性格」を反映させていくような連携学習機能をサービスすること。これって、例えば一つのaiboの飼い主から見ると、これまでしなかった動作を急に自分のaiboがするようになるわけで、それってかなり革新的な事に見えるんじゃ無いだろうか。

一つ気になるのは、未だに初代AIBOを大事に使っているユーザー。新しいaiboが登場したからと言って、直ぐに乗り換えるわけにはいかないだろうし、気持ち的には複雑なのでは。仮に、初代AIBOの学習記憶を二代目aiboに移植出来ればと思うけれど、姿形が違うのに同じ動作をするのって、愛着があればあるほど異様に見えてしまうかな。まぁ、技術的にもかなり難しいと思うなぁ。システムの世代が違いすぎるでしょうからね。2000年代の組込だと16bit位のCPUだろうか。今だと64bitでしょうからね。ただ、これまでの初代AIBOのユーザーは、壊れたら直して使うしか無かったけれど、今後は二代目aiboを向かえると言う選択肢が増えた分、少しは救われる人も出るんじゃ無いだろうか。

今回のaiboは、ネットにも繋がり学習機能もアップしている分、単に愛玩道具としてだけで無く、それこそ無人監視装置にもなるだろうし、利用範囲は広がりそう。文字通り番犬としての機能も入れ込めるんじゃ無いだろうか。それこそ柴犬くらいのサイズのロボットを作って、バッテリーとか機能強化して、外でも使えるようにしたら、本当に番犬代わりになるかも。でもそうなると、ロボット犬が外で番犬として利用され、生き物の犬は部屋の中で室内犬として可愛がられるという、何か立場が逆転するような関係が生まれそう。そこから、ロボット犬の反乱が将来生まれるんだな、きっと(マテ)。

0 件のコメント:

コメントを投稿