2017年10月27日

最後のI/F

PC Watch、山田祥平氏のコラムから、最後のユーザーインターフェース(?)、キーボードについて。

私も、タッチタイプでかな入力する人なので、結構キーボードの使い心地や配列は気になる方で、何度か買い換えなんかも試みましたが、結局は仕事で使っているThinkPadのキーボード似合ったものしか網からだが受け付けない(笑)。ただ、日本源の適応力って凄いなと思うのが、自宅のデスクトップ機で使用しているのが、少し古いタイプ家の7列配列の物に対して、今仕事で使用しているThinkPadのキーボードは6列配列のもの。キーの配列も、デスクトップ機はPageUp/Downが右上にあるのに、ThinkPadでは右下とか、微妙に差異があり、当初は凄くイライラしました。それが今では、並べて使ってもそんなに違和感が無い。ただ、デスクトップのキーボードも、もう長いこと使っていて、結構へたってきたことも有り、今度デスクトップ機を買い換えるときには、ThinkPadと同じ配列の小型のキーボードに交換する予定ではいます。ただ、昔購入した7列配列のキーボードが、確かストックで2台位残っていたはずで、あの処分をどうしようかと思案中...

データエントリーの数値入力も含めて、文字入力というのは一番基本的なデジタルデバイスの使用目的だと思うんですよね。完全な音声入力が実用化されたとしても、多分全て音声入力で済ませることはかなり難しいのでは。つまりキーボード入力って、文字入力だけで無く、改行とか修正とか、編集機能も同時に行えるデバイスな訳で、単に文字データをタイプ入力から音声入力に変更すれば良いというものでは無い。音声乳陸で「xxxxxです。/改行」なんて言う事を、いちいち言いながら入力するというのは、生産性に響くでしょう。その点キーボードではEnterキーを叩くという動作が、文字の確定にもなるし改行にもなるから、一連の作業が停滞することは無い。

もう一つは、入力したデータを確認しながら作業が進められるという利便性。勿論、音声入力でも画面を見ながら話をすれば良いけれど、特に日本語の場合文字入力をするときに、キーボードだと文字候補選択をして入力出来るから、表示される文章はほぼ自分の思い通りのものだろうけど、音声入力ではそうは行かない。そのフラストレーションがどれくらいあるかで、かなり精神的なものが違ってくる気がします。

勿論キーボードの場合、タイピングというある程度習熟が必要な能力が要求されるし、かな入力ならまだしも、ローマ字入力では言葉を一度ローマ字に変換して入力する必要があるから、その思考のオーバーヘッドとタッチ数の多さは不利になるかも。その当たりの境界線が、どれくらいまで狭められていくのか、多分これからの時代は少し進歩して少し後退してを繰り返していくんでしょうね。

ディスプレーは、多分VRとか空中投影みたいな勝ちになり、今のようなLCDモニターという形式での表示は無くなっていくと思うけれど、入力作業に関してだけは、多分最後まで生き残るような気がします。

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