2017年10月4日

戦闘前夜

新党結成も含めて、短い準備期間にあたふたしている野党側に対して、まぁ規模の大きさもあるんだろうけど余裕の与党側。一方、希望の党の実質的本部である小池都知事や都民ファーストの会も、5日に迫ってきた都議会議会最終日に向けて、これから何かどんでん返しがあるかと思ったら、小池都知事の選挙当時から支えてきた、都議会議員二人の離党報道が突然出てきたりして、何か思ったよりも早く補頃日が見えてきたなという感じ。

離党をするらしいという話の音喜多議員は、色々評価はあるかと思うけれど、個人的には結構真面目なまともな人じゃ無いかと思うわけで、最初はそれなりに小池氏の手腕に期待して応援してきたんだろうけど、いざ権力を手にしたら段々とベクトルがそれてきた、と。それでも一度は担いだ親分だから、多少自分の考えが違っても支えるべき存在で有る事には変わりないわけで、そういう意味でこれまで忸怩たる想いも抱えていたんじゃ無いかと思うけれど、それも今回の国政進出・希望の党騒動で破綻してしまったんでしょうね。

本当ならば、もっと多くの都議会議員が同様の気持ちを持っているはずで、それがなかなか表に出てこないのは、これまでの議員経験者の多くが先の選挙で落選し、議員一年生と呼ぶにも押さない人が都民ファーストの会で当選してしまったから何でしょうね。しかもその組織は外部とのコミュニケーションも大きく制限しているわけだし。ある意味、ブラック政党ならぬ「ブラックボックス政党」化しているわけで、これでは幾ら小池人気が高かったとしても、都民からもそっぽを向かれるのは早いかも。

余りそういう状況は予想していなかったけれど、もしかしたら小池都知事不信任案提出なんていうことも、あり得るかも。今回の衆議院選挙の結果次第では、さらに李反射が出てくる可能性もあり、そういう意味ではこの「小池劇場」は、これからますます混沌とした騒乱状態に変わっていくのだろうか。我々は直接都政に関係していないから、外野雀の立場で気楽なものだけれど、その火中に巻き込まれている都民の人達は溜まらないでしょうね。さらには豊洲やオリンピック・パラリンピック問題にも影響するだろうし。小池都知事は「都政改革」という旗印で登場してきたけれど、もしかしたら最後は「都政壊滅」を残して退場していくのかも。

0 件のコメント:

コメントを投稿