2017年9月29日

連鎖するインシデント

先日のKLM機の落下事故に触発されてなのか、ANA機がやはり機体の一部を落下させたり(それも2回も同じ場所を!)、JAL機が誘導路移動中にエンジンから日が出たと後続機からレポートされて出発中止したりと、どうも小さな事故が続いている。多少なりとも製造の仕事に関わっている端くれとして思うのは、勿論大事故にならなかったことは良いことなんだけど、それに次ぐくらいの危険度で、こう言う小さなエラーが続くというのも問題で、こう言う事が頻繁に発生すると、それがもっと大きなトラブルの引き金になる、あるいは前兆で有ったと言う事が、結構後から分かったりするもの。特に今回は、続けて尾翼付け根部分のカバーを脱落させたANA機が個人的に気になるところで、これ脱落した側のカバーではなく、機体側に問題があったのに、それがちゃんと回収されていないからこう言う問題が発生しているんじゃ無いのか?

まぁ、流石にこんなトラブルが続けて二回も発生すれば、ANAの整備部門だって念入りにこの機体の調査と整備はするだろうけど、何故それが最初の脱落の時に検証されなかったのか、それでも解せないことも事実。航空機は、例えば飛んでいるときに窓の外から主翼とか見ていると結構しなっていたりして、素人でも化なり圧力が掛かっていることが実感出来るし、あれだけの重要のものが何度も離発着するわけだから、その衝撃の影響だって大きいでしょう。そんな中で、どうしたって何処かに歪みやストレスが集中することはあるんだろうけど。

いずれにしても、これだけ続けてトラブル報告が発生したのは、それだけ各航空会社に対しての警報にもなるはずで、是非この機会にもう一度安全点検をして欲しいですよね。それは、フルキャリア・LCC関係無く。

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