IBMが天気ビジネスに参入したという日経ビジネスの記事。たまたま週末の「がっちりマンデー!!」も天気ビジネス関連の話題で、どちらも面白く読み聞きしましたが、ここ10年20年で「天気予報」に関する我々の感じ方も、か成り代わりましたね。
私の子供頃は、田圃や畑もあったので、結構翌日とか数日先の天気を祖父などは気にしていて、その予報確率は当時のNHKの天気予報よりも高かったと記憶しています。最も、当時の天気予報は東京とか大阪とか、極々限定された地域史か予報していないので、浜松の田舎の天気までは手が回らなかったのは当たり前なんだろうけど、それでも特に予報で晴れといいつつも、祖父が明日は雨だなと言えば、そっちの方が当たることがしばしば。このあたりは、これまでの経験と蓄えた知識のたまものなんでしょうね。
その後気象観測衛星「ひまわり」が打ち上げられ、さらには最近では観測地点の増加やスーパーコンピューターまで登場しての予測技術が発展して、以前と比べてかなり予報精度は高くなりましたよね。さらに驚くのは、昔は天気予報と言えば気象庁発表が全てだったけれど、暫く前からウェザーニューズ社を筆頭に天気予報をビジネスにする民間企業が何社も登場したり、気象予報士なんていう職業が出来るなんて昔は予想出来なかった。それは、予報精度の向上と共に、がっちりマンデーでやっていたように、分野毎に特化したニーズに合った予報が可能になったこともあるんでしょうね。建築現場では風の強さが重要というのは、言われてみれば納得な話で、確かその日の工程を決定するのには重要な要素。
気象制御が出来るようになるのは、まだ何百年も先の科学技術の発達が必要かもしれないけれど、気象予報に関しては結構数年後には殆ど実用的なレベルで可能になるかも。ただ、東京などの都会に済んでいると、実は雨とか振ってきても傘が無くても何とかなるくらいに地下鉄とか私鉄、あるいは地下道などが発達しているし、室内に入れば空調が完備しているから、実は昔ほど天気に拘る必要は無くなってきているような気もします。地方などで観光地などは、食事の準備とかイベントの運営でニーズは昔以上に高まっているのとは対照的。今後の気象ビジネスも、そういう意味で地方へのシフトが結構大きくなるんじゃ無いだろうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿