電気自動車(EV)に付いて、宮寺達也氏のコラムから。まぁ、結論は最後に書かれているように、どれだけ充電時間と充電場所の問題を解決するか、ですよね。これは素人でも分かる話だと思う。今のガソリン自動車だって、ガソリンスタンドがどんどん閉店していて、それ故に給油出来る場所が地域によってはなくなっていき、それ故に「GS難民化」しているケースもあるくらいですから。走行距離でガソリン車の何分の一で、充電設備ではさらに何百分の一位かであろうEVは、さらに厳しい状況。ただEVのメリットは、自宅でも設備を設置すれば充電出来ること。24時間乗り回すわけではないだろうから、昼間使っても夜寝ている間に充電しておくことは可能で、それが今の各メーカーの遡及スタイルだと思う。だから、毎日買い物と過去土間などの送り迎えで使うけれど、遠出はしない見たい見たいファミリー層とか、高齢者家庭などには向いているんじゃ無いかと思います。
ただ、時には遠出もしたい、毎日充電するのも面倒という事はあるだろうし。その場合にもネックは、仮に今のガソリンスタンドスペ手に充電設備が併設されても、そこで充電する時間が急速充電でも10数分だったかな。通常の充電では何時間もかかる。とても実用的とは言えない。一つの解決策は、コラムにも書かれているように、バッテリーをセルのようにして入れ替えてやることで、まぁ電気自動車だから乾電池を入れ替える感覚と思えば間違いないかも。ただ、仮にそういうものが出来たとしても、一つ当たりの重さが余りに思いと簡単に交換するのも厳しいし、後サイズがそれなりに小型化されないとやはり交換作業は大変だろうけど、そうなると充電容量が減るだろうから、そのトレードオフも必要。そう言う意味では、ガソリンで発電しながら走ることが出来るPHVっていうのが、現状では一番実用的かなと思うけれど、何かそこまでするなら燃費効率の良いガソリン車でいいじゃんと私なんかは思ってしまう(笑)。
輸入しないといけないガソリンを使うガソリン車と事なり、同じく水素燃料で動く水素燃料車は、その水素は国内でも比較的簡単に製造する事が出来るから、多分こちらの方が有利では。また、カセットコンロ方式で、水素ボンベを交換式にして利用出来れば、大げさな水素充填スタンドを作らなくても、それこそ普通のホームセンターの感じで充填スタンドだって可能になるかも。問題は取り扱いですよね。容器の強度とか、かなり厳しい物が必要になるんだろうけど。後は、水素製造は基本的に電気分解で作る事になると思うのですが、そうなると電気でそのまま張った方が効率は良くなるだろうから、コストダウンの為にはそれ以外の方法で水素を作る必要がある。そう言う意味で、人工光合成で水素製造出来たら、これが一番理想的なんですけどね。あるいは、太陽光発電と組み合わせて水素を製造して、それを貯蔵する全自動式の水素工場なんて、今の技術でも出来そうな気がするけれど、そこまで手を出さないのはやはり電気が自然エネルギーになっても製造コストがペイ出来ない何か問題・課題がアルカラなんでしょうね。
「電気」というのは、今の人類にとっては一番実用的な究極的なエネルギーなわけで、今後もこの電気エネルギーが車だけでなく色々な場所で利用されることは確実。ただ、自然界に発生する電気エネルギーを蓄えることは出来ない以上、何らかの方法で間接的に電気エネルギーを製造して蓄電しないといけないわけで、そこの技術がどこまで進むのかまだまだ課題も大きい。確かに、今の日本国内の自動車の半分でもEVになったら、毎日の充電量はとんでもないレベルになるだろうし、そうなると火力発電だけじゃ足りないから原発の新造も必要になるかも。課題である充電方法の解決が先ずは必要だけれど、その先には発電、蓄電と、まだまだ課題は多い電気自動車と言えるかも。
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