2017年8月22日

身から出た錆

何故か産経新聞が加計学園問題を取り上げたからか、民進党の玉木議員が反論の記事を掲載。中には同意出来る部分もあるんだけれど、それでも「説明不足」「納得出来ない」点もあるので、是非同議員には説明責任を果たしていただきたいもの。

  • 疑問1:
    献金受取は2012年12月で、第二次安倍政権は2013年12月だから国家戦略特区に対しての反対するための献金という認識は時系列的に不可能と行っているけれど、民主党政権時にそれまでの特区申請門前払いが検討に変わり、だからこそ獣医師会が危機感を感じて献金を始めたという理解も成り立つ。別に5年前の献金と現在の加計学園の関係を問われているのでは無く、それまでは獣医師学部増設賛成だったのが、この献金の時期を境に反対の立場に変わったことを指摘されているわけで、その論点そらしが問題。
  • 疑問2:
    全問と同じで、問題は2012年の献金受取時期の話し。さらに言えば、この後に説明しているけれど「友人関係」よりも近い「親子関係」の中にステークホルダーがいる中で、それら身内に有利と思われる質疑をしたのは2017年でも同様なわけで、その点の説明責任が果たされていないことが問題。
  • 疑問3:
    これも微妙に論点外しをしているわけで、今治市の獣医師学部新設は、10年20年前からの問題。たまたまお祝い金を貰った時期と、今回の国家戦略特区での話しが出てきた時期が異なるからというのは説明不足。それに「知るよしもありません」といいながら、実際今回の今治市・加計学園のタッグに関しては、元々そのアイデアを出した岡山県の民進党今井議員が玉木議員にも相談して、と以前書き込んでいたんじゃ無かっただろうか。いずれにしても、戦略特区に指定される以前から獣医師会との関係があったことは自ら認めているわけで、そう言う意味で利害対立が有ったことは認めているわけだから、当然その説明責任は果たすべきでは。
  • 疑問4:
    ここで説明している「父親とは一度も話をしたことは無い」というのは、安倍総理が「友人だからと行って優遇しない」という説明程度では納得していないと自ら言っている以上、納得出来る説明レベルでは無いのでは。デマというならそうでは無い説明責任が自らにあるのは、自ら躁要求していることですよね。
  • 疑問5:
    これも上記と同じで、利害関係者である以上、それ相応の対応と説明が必要な事は、自ら要求してきたことなので、それに相応しい説明責任を示さなければね。
  • 疑問6:
    ここまで戦略特区の決定プロセスで、間違った点問題点は確認されていないので「おかしな方向に向かっている」事は無いはずなのに、何故反対しているのか。また、その発言文を読めば、「おかしな方向」とは獣医師会の臨む新設反対とは異なる新設認可に向かうことが「おかしな方向」と認識するのが普通では。大体その「党の調査チーム」って、これまで何か結論とか結果出したことあったのだろうか。これも説明責任が足りませんよね。
  • 疑問7:
    総数の問題ではなく偏在の問題と言うけれど、少なくともこれまでの国会質疑では総数の話しを論拠として政府を批判していなかっただろうか。仮に偏在の問題が認識されているなら、それに対しての対策として獣医師学部新設が解決策にならないことの説明は十分したのだろうか。確か、新設では無く待遇改善をするべきと言う話だったと思うけれど。さらに「獣医師に対する正しい理解が進むことを願う」と言うけれど、その地元の知事や市長が「足りない」と行っていることは正しい理解には繋がらないのだろうか。やはり、説明不足ですよね。
  • 疑問8:
    北里大学の例を出しているけれど、確か全国に16大学あるうちの、関東以外の地方の大学全体の数はどうだろうか。また、「ある年」という言い方をしてるけれど、例えば直近10年とかの幅で判断しないと、たまたま最低の年の実績で説明されても納得出来ない。待遇面が問題で有る事は、獣医師全体の問題として認識されているわけで、それはそれで解決するべき問題で有る事は確か。で、今の問題は、その量の不足を理由に現在の待遇を維持しようとすることに、競争元気が働かない、質の低下が懸念される、と言う問題もあるのでは。
  • 疑問9:
    これは言葉尻の問題とも見えるけれど、万一に備えた防疫措置と実歳に発生した場合の防疫作業とは別だと思うし、過去対応出来ていたから問題無いと言う認識も、それはこれから発生が予想される新しい病疫に対しても万全という理由にはならないと思うのだけれど。で、最後に公務員獣医師の不足問題は全国的な問題だと行っているわけで、では何故その人員を増やす新設に対して反対するのか、と言う理由説明にはなっていない。
  • 疑問10:
    加計学園だけで無く、新潟大学も京都産業大学も申請を検討したわけで、別に人に絞ったわけでは無いことは既に公開されている議事録などで分かっていること。また、獣医師会の抵抗で先ずは今治市の一箇所が認定されたけれど、別に加計学園と京都産業大学の競争では無かったことも分かっている。石破四条件に関しても、議事録の中では説明されて了承されているわけで、未だにこんなことを言っているのは本人のみ。で、消えていない疑念を証明することは未だに出来ていないわけで、単に「反対する為の反対」で有る事は明確では。説明責任を果たしいませんよね、自らが。
  • 疑問11:
    元々自らが「石破四条件」と言い出したのに、ここでは「本来なら安倍四条件」という言い方をするのはおかしいのでは。それならそれで最初からそう言えばいいわけですし。それに、これまで後悔されてきた資料では、参入条件を石破氏と獣医師会で決定して、1校のみ新規参入を認めたと言う事は分かっているわけで、それに沿って議事録にも説明をして了承されていることが記録されているのに、何故相だとは言えないというのか。その説明責任を是非果たして欲しいところです。
  • 疑問12:
    元々この獣医学部新設を希望していた加戸前知事がメンバーになるのは自然なことでは。それよりも、事業者と理解含意ケアル人が意思決定に関与したり云々という説明部分は、そのまま自らの立場に対しての利害関係を言っているように聞こえるのだけれど。「議事録が恣意的に修正・破棄されて」と言っているけれど、今回の件が表に出るようになってから、過去の書込とか記事を削除、修正しているのは民進党の議員や自らもそうでは無いのだろうか。
  • 疑問13:
    地元の話しは地元に任されるべきで、その地元である今治市と愛媛県が必要と言っているのだから、それは尊重するのが筋では。勿論、地元全てが賛成しているとは限らないだろうけど、それを説明して納得させる、反対意見も尊重して対策なり準備する、と言うの場地元の判断であるのでは。財政基盤云々とか、その地元選出では無い議員がどうこう言う問題では無いと思うのだけれど。
  • 疑問14:
    まぁ、これは言いがかりレベルだと思うけれど。そう言うことを官邸側にも要求しているのが、今の民進党だしなぁ... 人のことは言えない、が答えのような。
  • 疑問15:
    「やましいことが無いから質問が出来る」のであれば「やましいことが無いから本来の戦略特区の責任者として仕事が出来る」というのも言えるのでは。その説明責任を総理に求めている以上、自らもその説明責任をしっかりとして、誰もが納得出来ることを先ずするべきでは。というブーメラン(笑)。
まあ、長くなったけれど、結局は「お前言う?!」で終わりだな。

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