2017年8月19日

量販店ビジネス

ドンキホーテが発売する、5000円を切るアクションカメラ。本体だけで無く、防水ケースや自撮り棒などのオプション品込みの価格で有る事を考えると、かなりお得。勿論、本家のGoProと比べれば、それなりに性能とか品質等もコストダウンされているんだろうけど、普通に使う分には十分そうな仕様。しかも5000円程度なら、駄目元で手を出してもそれ程後悔しないだろうし(笑)。

ドンキホーテと言えば、格安4Kテレビを少し前に売り出して人気が出たけれど、ニトリ何かも含めて量販店が自らのブランドで家電製品を売り出すのは、新しいビジネスモデルになりつつある気が。まぁ、これも一種のPB(Private Brand)だと思えば不思議は無いけれど、よくよく考えてみたら無印商品なんかも結構以前から自社ブランド・デザインの家電製品を扱っているわけで、そんなに不思議な事では無いけれど、無印商品がどちらかというと無駄を排除した高品質なライフスタイルを売り物にしていたのに対して、量販店がこう言う物を作り、かつ量販店らしい価格帯で出してビジネスするというのは、やはり時代が変わりつつある印象を受けますね。

100均でも、それまでとは桁違いに大量購入大量販売してくれるから、メーカー側もそれを前提に製造することで、コストダウンしても利益が出るビジネスモデルを考えることが出来る。市場を握る、規模を得るというのは、独占とか寡占とかそれによる価格つり上げなどの問題点もあるけれど、結果的にそれで安くて良いものが市場に出てくるようになれば、それは消費者の利益になるわけだから、悪い面ばかりでも無いと言うことを再認識しますよね。個人的に思うのは、日本の製品は高品質高機能ということで以前は人気があったけれど、それ故にどんどん多機能化していきジレンマに嵌まったように思います。コストダウンするという事は、どうしても機能を絞りコストを下げて、かつそれでも個性的なデザインとかユニークな機能は残して遡及しなくてはならない。良い意味で、日本製品が贅肉をそぎ落として、ヘルシーな商品に生まれ変われるチャンスになるかもしれない。と言うか、そう期待したいですよね。

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