旅行中に終わった東京都議会議員選挙。当初予想から、都民ファーストの会が躍進して、自民党は第一党死守できるかどうかと言う想定が、予想以上に議席を失って、公明党と同数の第二党に。都公明党は都民ファーストの会と連携することを選挙前からうたっているので、厳密に言えば第三党と言って良いのかも。
で、そこまでは程度の差はあれ誰もが予想したとおりだろうけど、まさか選挙の直後に小池都知事が都民ファーストの会代表を辞任するとは思わなかった。当初から二元政治に反すると言われていただけに、それに対するウルトラCならぬウルトラKなのかもしれないけれど、個人的にかなり穿った見方をすると、予想以上に都民ファーストの会の議員が当選してしまい、実は困っているんじゃないかと。他党からの移籍組も多いけれど、新人も半分くらいいるんじゃ無い勝ったかな。しかも、促成栽培所か、まだ政治や政策のイロハすら分からない人達が、これから都議会で度言う事をするのか、凄く不安。また、他党からの移籍組はこれまでの政治家経験はあるだろうけど、じゃあこれまでの政策や方針と異なる部分も多々あるだろうし、その摺り合わせはどうするのかという問題も。
さらに、以前の代表の野田氏が今回代表に再登板したわけですが、元々曰く付きの案件で代表を辞任した人が、これだけの短期間で再任される不思議。さらに正統的集団である都民ファーストの会なのに、その代表が政治家ですら無い不思議。まぁ、そういう意味では社民党もそうだけれど、あの場合は元々政治家だったけれど落選して他に人材がいないからなんだけど、それでもまだ4人位は残っているのかな。その中から選べば良いと思うのだけれど、まぁその4人がなぁ... で、いずれにしても知名度は有るけれどマイナスの知名度で、かつ政治家でも無い人が代表の地域政党ってなぁ。どうせなら、都議としてその中では一番知名度がある音喜多氏とか衆議院議員の若狭氏とかにすればまだ納得できるのに。
いずれにしても、議員の任期は4年で、その前に都知事選挙があるから、実質的には3年間でどれだけちゃんとした都政を出来るかどうかが問題。でもなぁ、早晩トラブルで辞職する人が増えそうな気もするなぁ... ある意味、波瀾万丈の船出と言って良いのでは無いだろうか。個人的には、豊洲移転問題をちゃんと早急に決着・実行して、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを成功させてくれれば十分だけれど、なんかその通りには行かない気がする... それに「小池さんだから」と都民ファーストの会の議員に投票した人だって、決して少なくなかったと思うけれど、そういう人達にとっては明らかな背信行為じゃ無いのかな。それに、名目だけ代表を降りても自分の意思を中心に会を運営するのであれば、それって院政で有り黒幕になるわけで、散々都議会自民党を批判してきた行動とも矛盾する気がするんだけど。本来なら、代表辞任だけで無く、一度離党(離会?)するべきじゃ無いかと思うんだけれど。少なくとも知事の任期中はね。まぁ、これまでは自分の発言・失言で済んだことが、今後は50名以上の失言・暴言の責任を取らないといけなくなるわけで、案外早くさじを投げるんじゃ無いかという気もしますねぇ。
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