安倍第二施政権が誕生してから顕著になったことだと思うけれど、今回の東京都議選挙までの期間、メディアは「都民のための代表者たる都議会議員選出のための情報」提供では無く、「安倍政権打倒のための情報」提供に専念していたように感じますね。それは都議会選挙が終わった後も、ここで指摘されているように意図的と言うよりも作為的な編集を多様して、自分達の印象操作を「事実化」するための作業に専念している気がします。「三権の監視者」であり「第四の権力」である「メディア」が、暴走をしていると感じるのは決して被害妄想とかでは無いように思うのですが。
さらに、印象的だったのは、この安倍総理の秋葉原での応援演説での出来事。メディアでは「安倍やめろ!」の横断幕を盛んに取り上げているけれど、そもそもこの横断幕自体が2年前に別の目的で作られた物で有り、さらにこれが高い位置から掲げられるならまだ分かるけれど、サッカーのビッグフラッグよろしく地上に立った支持者が頭の上で支えていただけ。しかも、総理の乗った選挙カーから見ても、そんなに見えやすい場所とは思えないんですよね。上に連絡通路がある場所なわけだから。でも、テレビ朝日はヘリコプターを飛ばして、ちゃんと空撮でよく見えるように撮影していたりする不思議さ。これも計算のうちかどうかは分からないけれど、多分自民党の支持者が自民党の登りでこの横断幕が隠れるようにロータリー側に複数人絶っているんですが、これがテレビ朝日の空撮になると、自民党vs反安倍派の戦いみたいな絵に見えて、逆に悪印象を与えるような画になっても居ます。この行動をしていたのは、「しばき隊」ということも分かっていて、しかも事前にこの場所の場所取りなどもしていてメディアもそれを分かっていたようで、そうなるとメディアと彼らのゆちゃくというか共闘という事も言えるかもしれない。
世の中に100%確実とか100%同意と言う事は有り得ないので、勿論反対意見や批判も取り上げれば良いと思うけれど、それを「作ってまで放送する」行為は、それって放送事業者として正しいのか。それが「フィクションのドラマ」ならまだしも、ノンフィクション、リアル、ライブ、として放送してしまうと、それはメディアの暴走である作為的な虚偽報道と言わざるを得ないのでは。少なくとも国から免許を貰って運営されている以上は、政府に対して批判をするのは構わないと思うけれど、だから都って手段を選ばずと言う事までは許されないでしょう。
既存の放送とか新聞などのメディアは、良くも悪くも「レガシーメディア(Legacy Media)」と言われるけれど、以前ならば最近のネット時代前に情報提供の中心を担っていた存在という「尊厳」の意味も含まれていたと思うんですよね。ところが、最近ではどう言う目的があるのか分からないけれど、兎に角相手を倒すことが目的でだから自分達が正義で有りそこには何の疑問を挟むことも許されないという、ある種の選民思想みたいな事すら感じられます。今一番世の中で危険な存在なのは「メディア」と総称される組織や人達なのかもしれない。
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