2017年6月24日

容赦ないメディア

闘病中だった元アリーアナウンサーで歌舞伎役者の市川海老蔵氏の妻であった小林麻央さんが、22日夜に闘病空しく亡くなられて、昨日は一日そのニュース。朝の時点で海老蔵氏のSNSに何か大きな出来事を想像させる書込が有り、その後メディア各社は一斉に訃報を報じだしたわけだけれど、まぁ残されたご家族の心中はいかほどか...

海老蔵氏も、SNSでそれらしいことを書き込めば直ぐにメディアが反応することは分かっていたと思うけれど敢えて書き込んだのだろうか。最初は当たり障りの無いような内容で、その後深刻な事態の発生を伺える書込が有り、その後昨日の14:30から記者会見を開くという話が出てきて、暫くして一斉に各社が号外で「小林麻央さん死去」を打ち出したわけだけれど。最初は、今朝急逝されたのかと思ったら、昨日の夜に無くなられたと言う事で、海老蔵氏にしてもある程度気持ちを整理しての書込だったとは思うけれど、予想以上にメディア側が過激に反応した気がする。なんせNHKも生放送で取り上げたらしいし。

ここ最近、著名人や大物俳優などの方が亡くなられると、多くの場合は「何月何日に××さんが亡くなられて、葬儀は既に近親者で済まされた」というような伝えられ方が多い気がします。有名人著名人とはいえ、周りに居るのは普通の家族なんだから、そりゃぁ暫くはそっとして置いて欲しいだろうなぁ。うちも何ね構えに祖母が亡くなった時も、田舎の家なので隣保と言うかもう弔問の人が地域毎に引っ切りなしに訪れて大変。勿論、生前付き合いがあった価値の弔問はありがたいと思うけれど、全くうちの名字さえ知らないだろう人達までわざわざ来て貰う必要は無いだろうにと一寸覚めた目で見ていたものでした。今回の場合、ご本人も芸能界で仕事をして有名な人だったから、付き合いも広かっただろうけど、可哀想なのは残されたまだ押さない二人の子供でしょうね。暫くしたら芸能メディアが厳しいインタビューを子供にするのだろうか。

本当に人生一回きりの一番大きな出来事で、しかもそれが人生最後の出来事だけに、それなりに見送って欲しいと思う人も居るかもしれない。でもなぁ、やはり家族としては静かに思い出を振り返りつつ、気持ちの整理を付けつつ、残されたものがこれからの生活を再構成する準備をするためにも、それなりの期間は周りからの入らぬ干渉は拒否したいだろうなぁ。私も、色々終活を考える年代になってきて、自分が自分を送られる場面を見ることは無いのだけれど、できるだけ簡便にしかも静かに送り出して欲しいと言うか、必要な事はちゃんと全て処理して、そのままお墓も入らないし、身内の記憶の中に残して貰うだけで良いよなぁ...

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