昨日から盛り上がりを見せる、加計学園問題。民進党の某議員は、とあるBSの番組で証拠として出された文書の真偽はまだ分からないなんて言っている無責任さだけれど、どうも元データの出所は文科省内部の担当者で、政権に対して恨みからの行為という事らしい。で、民進党としては、急に特区が設定されて、しかも短い期間で安倍総理と懇意にしている人間が運営する学校法人が獣医学部設立出来るのはおかしいというロジックで攻めている。
ただ、色々流れてくる情報を見ていると、地元と言うよりは中国四国の地域として、将来的に農業畜産関係で研究活動が出来るようにと言う意味で獣医学部と言う選択をして、その為に30年位前から誘致活動もしている。何度も申請をしても却下されつつも、何とか目処が付いてきたのが民主党政権時代で、この時には既に誘致の話もかなり進んでいたと言う事が分かってきました。で、加計学園が選ばれたのも、岡山選出の民進党議員などが当時の石破地方創生大臣などに働きかけをしていたこともあったようで、そうなると昨日今日に安倍総理と加計理事長との個人的関係から話が進んだというのはかなり無理がある話。
不思議なのは、この加計学園の問題は今年の初めくらい、森友学園問題が出てきた頃には既に言われていた話で、一時森とも学園の陰に隠れていたものだけれど、森友学園の旗色が段々悪くなってきたから、またクローズアップされたような印象。その隠れていた間に、この高井議員とか、さらに加計理事長と懇意の様子の江田五月最高顧問とかは、それまでの背景説明とか、色々ブーメランの可能性があるようなことを言わなかったのだろうか。全体の規模の大きさはこちらの方が大きいけれど、森友学園以上に突っ込むところは少なそうな気がするんだけれど。
「獣医学部」というと、どうしても素人の我々はペットの犬猫病院と言うイメージしか沸いてこないんだけれど、昔好きで呼んでいた「動物のお医者さん」に登場してくる学生達も、獣医学部何ですよね。行ってみれば、畜産業を支える重要な「専門職」。特に、畜産業が盛んな九州には、幾つかの国立大学に獣医学部があるけれど、韓国や中国からの鳥インフルエンザや口蹄疫で何度も被害に遭っている九州に近いだけに、中国四国でも防疫などの面でも必要な人材。そう言う意味で、長年の悲願として獣医学部を設立したいという希望も理解出来る気がする。民進党は、例によってこの件での調査チームを立ち上げたらしいけれど、これまでの調査チームってちゃんと結果報告をして完了したものってあったっけ? そう言う見た目のところだけは格好を付けて、肝心の中身が無いのが彼らの仕事何ですよね。
いずれにしても、今回の怪文書資料は、結局は全新聞社に持ち込まれたらしいけれど、記事にしたのは朝日新聞だけ。多分、素人でも分かるくらい筋の悪い情報と他社は考えたんだろうけど、朝日新聞は何故火中の栗を拾うようなことをやったんだろうか。一説には、彼らも筋の悪さは理解しているけれど、今日にも予定されていたテロ等準備剤の通貨を伸ばして国会の会期延長に持ち込み、都議会選挙まで安倍批判をつつけるためとか言う話も出ていたけれど、逆にそんな壮大なプランを作って実行するような力も無いだろうし。仮にその推測が事実とすれば、朝日新聞はもうメディアでは有りませんよね。政権転覆、社会変革を狙う「活動家企業」という事になるんだけど... そうなると「フェイクニュース」よりも、さらに質が悪くなりますね。
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