今朝朝一で北朝鮮がまたミサイルを発射したらしく、朝の情報系番組は慌ててないよう差し換えで、専門家の皆さんにも朝一で電話を掛けて出演させて、皆さん寝起きなのか結構声がガラガラなのが可哀想(笑)。最近になって、色々な種類のミサイルが何度も発射実験されて、一体あの国は何をやっているのか疑問だけが深まるばかり。それに対しての今のところの反応は、例によって国連議決違反だと批判するだけで、一番の親元の中国が何もしないに等しい以上、今後もこういう状態が続くのでしょうね。
不思議なのは、これだけの兵器開発をするに当たっての、資金と技術をどうやって彼らは得ているのかという事。鉱物資源や人的資産を輸出しているという話は以前から聞くけれど、それだけで軍事資金を賄えるとは思えないし、それ以外にも色々とお金は必要だろうから、もっと大きな収入が無いとやっていけないはず。個人的に邪推するのは、裏でやはり中国がこっそりと力を貸していて、自国では使わないような廉価版の兵器開発を代替させていて、それを安く中東などの紛争地域に販売するようなことを画策しているんじゃ無いかという事。まぁ、テクノスリラー小説の読み過ぎかもしれないけれど、北朝鮮の場合他の同様の中東などの国と比較しても、技術的な進展とか資金的なこととか、一寸違うような気がしてなりません。
で、今回のミサイルは、ぎりぎり日本のEEZ内に着水したかどうかと言うきわどい飛翔をしたらしく、これはこれで大きな問題。こう言う事がこれから何度も続くと、段々と判断がマヒをして、仮に何かの目的を持って発射されたミサイルを探知しても「あぁ、また実験か」で終わってしまい必要なアクションを取ることが遅れる・間違える可能性が生まれてくることが一番怖い。じゃぁ、緊張感を常に持てば良いという話しになるんだろうけど、それはそれでストレスも堪るし、色々な意味でコストも掛かる。一番怖いのは、色々な意図を持った人がいるわけで、毎回「これは実験」と言い続けることで、本当に危険な時にもそう感じてしまうこと。狼少年が毎回「狼が来た」と言い続けることで、結局最後に狼に食べられるのはその少年だけれど、逆に毎回緊張していた待ちの人が、本当の時には「嘘」だと思って油断して、狼に侵入されることも有ったかもしれない。
不穏なことは言いたくないけれど、彼らがミサイルを撃ち続けることの目的は、技術的な解決と言う事もあるだろうけど、そう言う状態を定常的なものにすることで、周りを不感の状態にしておき、何時でも自分の都合の良い時に「本番」を始められる準備も兼ねているんじゃないだろうか。そう言う「狼少年化」が一番怖いと思う。
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