2017年5月27日

現代版水戸黄門?!

加計問題に関しての政府からの圧力を、身を挺して告発(?)した前川前文科省事務次官。ただ、既に指摘されているように、守秘義務違反に当たる可能性は非常高く、それを補えるほどの公共性が今回の告発にあるのか甚だ疑問。政権憎しの一部メディア盛んに取り上げているらしいけれど、その証拠となる文書にしても、多分本人が作成したものを提示しているだけのように思われて、その文書の証拠能力自体が疑われるし。また、ほぼ同時に前川氏の素行に関しての記事も新聞に掲載されており、それに関しては出会い系バーへの出入りは貧困調査のため、と説明。でも、それで納得する人はいないのでは。大体、事務次官と言えばその象徴の事実上のトップのはず。企業で言えば社長みたいなもの。その社長がわざわざそんな場所へ仕事目的で行くだろうか。仮に必要であっても、普通は部下なりに指示するのが当たり前では。しかも、それが文科省の管理下である学校など教育施設に行くならまだ分かるけれど、この手の風俗って文科省の範疇じゃ無いでしょう。しかも話を聞いてお小遣いを上げたと言うけれど、それって「援助交際」じゃないのか。

実際、その出会い系バーの「貧困女子」からは、色々と証言が出ていて、どうもご本人の意図とは異なる目的で訪問していたことを証言されている。さらに、今回の読売新聞の記事が、前川氏の証言潰しという事でリークされたのではと言う話もあるみたいですが、以前からその事は分かっていて注意されていたことも有り、そう言うことや天下り問題も含めて自認させられたと言う事。勿論、新聞社としても、同じ記事ならよりインパクトのアルタイミンクで公開したいだろうから、これまで温めていたのかもしれないし、たまたまそう言うタイミングになったのかもしれないけれど、この人が相当胡散臭い人だという事はテレビなどで見た記者会見の様子を見ても感じるところ。逆に感じるのは、実はこの人は8000万円もの退職金で自認したことで、不満はあるけれどそれはそれで良しと思っていたところに、何か今回の件で焚き付けられて本人の意図とは逆にこう言う事をし出したんじゃ無いかという事。家族の系譜が、あの中曽根元総理大臣に繋がるという事でそれなりに有利なこともあったんだろうけど、それでも事務次官というトップまで上り詰めるにはそれなりの能力もあったはずで、そんな人が子供の作文のような内容の文書で「真実」を伝えられると本当に考えたのか疑問。

身分を隠して世の中の悪や不正を正すのは水戸黄門様な訳だけれど、この人がその諸国漫遊をしていた間に何か貧困女子問題で解決されたことはあるんだろうか。具体的に一つでも何か成果があってそれを伝えたなら、ゴシップまがいの今の報道も少しは収まると思うけれど、そんなことは無いだろうなぁ。多分この人も、森友学園問題の籠池理事長と同じで、散々メディアに弄ばれてプライベートがどんどん拡散されて、そのうちに賞味期限が切れて忘れ去られていくんだろうなぁ。で、結局しめしめと思っているのは、それで記事や番組が売れる一部メデイアであり、与党や政権批判という舞台を作り「俺たち格好いいだろう」と支援者に示せた野党だけなんでしょうね。

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