日曜日に放送された日テレ系の「ザ!鉄腕!DASH!!」は、事前に東京湾で世紀の発見をしたというニュースが流れていたので、なんとなく見ていました。で、引っ張りに引っ張って最後に登場してきたのが、古代鮫「ラブカ」の姿。死体で見ることすら珍しく、2004年にアメリカの無人探査船が活きて泳ぐ姿を撮影した時には大ニュースになったという位なので、放送枠の半分くらいはこの「ラブカ」特集かと思ったら、多分賞味で5分も無かったのでは。その後に放送された、これも10年に一度取れるかどうかと言う珍しいオオエンコウガニの調理シーンの方が長かったんじゃ無いだろうか。
凄く邪推をすると、多分録画した映像やカメラの写真はもっと沢山有るんだろうけど、これから研究発表とか二次使用などで稼ぐために(笑)、話題にはなるけれど放送は抑えめにしたような気がする。まぁ、それもビジネスの一部ですからね。それで番組の制作費が潤い、もっと面白い内容のものが増えるなら、それは視聴者としても有益なわけだし。
ちょっと以外だったのは、あのまま捕獲して水族館とかに寄贈するのかと思ったら、また海に戻したこと。貴重な生物と言う事もあるんだろうけど、ちょっと思ったのは結構あの辺りでラブカが掛かるんじゃ無いかという事。その理由は、番組に出演していた船長さんが、ラブカが上がってきた時、TOKIOの二人やスタッフが不気味な姿に騒いで「何だこれ」と言っている時に、あの船長さんが「ラブカ」と言ったように聞こえたんですよね。まぁ、過去の放送でも基本的に放流しているから、その流れだったのかもしれないけれど、それだけ貴重な標本なら残しておいても良かったような気はするんですが。
で、TLでは、TOKIOが色々なせずらしい生物を発見していることに神がかっているという話で溢れたわけですが、その中で個人的に面白いなと思ったのが、所謂学術調査などの頻度と比べて、TOKIOはもっと頻繁に番組で調査をしているから、これまでなら間隔が広すぎて引っかからないような生物も見つける確率が高くなっているんじゃ無いか、と言う事。これは結構納得出来る意見であって、例えばアマチュア天文愛好者がプロよりも早く多くの彗星などを見つけるのも、多分空を観ている時間や範囲が、プロの天文学者よりも厚くて、そういう人が沢山いるからカバレッジも広いからじゃ無いかと。検査頻度や精度を上げれば、これまで見えなかったものも見えるようになるのは当然ですからね。
勿論、闇雲に検査間隔を短くするとか、数だけ増やせば良いという話でも無いけれど、やはりそれなりにお金と人手を掛けないとなかなか新しい発見は見つからないもの。でも、それならそれで、これまでやってきたことに一寸変化を付ければ、新しい発見が生まれるかもしれない。良くノーベル賞などの会見で、その発見の切っ掛けは実は失敗した実験だったり、何時もと違うことを意図的にカム意識にやることで見つかるという話を聞くけれど、結局は常識にとらわれること、一条に流されることが、一番楽かもしれないけれど、一番退屈なんだなと言う事を改めて感じた番組でした。それはそれで意味があるなぁ(笑)。
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