2017年4月22日

的外れな争点

都議選に出馬するわけでも無く、また東京都の管轄でも無い「テロ等準備罪」が都議選の争点になると言う、蓮舫民進党代表。国民に信を問う議題・テーマ・課題俳句らであると思うけれど、この法律は別に東京都下のみに適用されるわけじゃ無いわけで、何で都議選の争点になると言えるのか不思議。要するに、今旬の話題(と思っていること)を取り上げて騒げば世間の注目が集まると思っているんだろうなぁ。

数日前に永江一石氏が「民進党にはマーケティングセンスが無い」と書かれていたけれど、センスが無いどころか、特に蓮舫氏が代表になってからは、まるで破滅こそ党是、反対することこそが存在意義、みたな感じで破滅に向かってまっしぐらに突き進んでいる印象すら受けます。内閣支持率が60%前後で推移し、自民党支持率も40%と他の政党を圧倒しているのも、別に国民が自民党、あるいは自公の与党政権を歓迎しているわけでは無く、他に選択肢が無く自公でもまぁ我慢できるから指示しているというのは、永江氏が指摘しなくても国民のほぼ全員が思っていることじゃ無いだろうか。私は、日本人の気質を考えると、アメリカのような二大政党政治は無理だと思うので、複数政党がその時々の考えや利益で連合して与党政権を作るのが、まぁ一番安定して安心出来るのかなと思うですが、そう言う意味では今の民進党よりは日本維新の会の方が、遥かにましな気がします。どうしても大阪の地域政党という認識が強いので、なかなか全国区の政党になりきれていないのが勿体ない気がしますが、今のように民進党に対して「正しい野党」の姿勢を続けて行けば、次の選挙では結構化けるんじゃ無いかと思うけれど。

昨日辺りも、森友学園問題から今度は中川議員の不倫問題を関係無い委員会などで騒いで居るみたいだけれど、ほんとそう言う関係無い話では無く本来するべき話を進めて欲しい。不倫の問題だって、風紀委員会みたいな物を作って本人の責任を追及すれば良いと思うし。例えば、中川議員がその委員会に出席していて、それが怪しからんと言うならまだ分かるけれど、そうじゃなくて単に与党を攻めている姿勢を見せたいだけなんですからね。

で、都議選争点となる「テロ等準備罪」ですけど、彼らというか彼女は何を持って「民意が示された」というのだろうか。法律自体は今国会で審議されていて、他分与ほどのことが無ければ成立するでしょう。国会も延長されなければ6月には閉会するわけで、都議選はその後。まだ都議選が審議中にあるなら分からないでも無いけれど、完全に終わってからそれが争点だと言われてもなぁ... 大体民進党自体都議選は全滅かと言われているくらいで、離党者も多いし、そんなことやっている時じゃ無いと思うのだけれど。本来なら、保育園問題とかオリンピック・パラリンピックの予算問題、さらには豊洲市場問題等が争点になるべきものと思うけれど。2020年のオリンピック・パラリンピックに向けて必要だから争点になると言うわけですが、確かにその時点でも必要だけれど今の世界情勢を見たら今必要な物じゃ無いだろうか。そう言う意味では、東京だけで無く日本の大都市は全て標的になるだろうし、例えば福岡などは中国・韓国や東南アジアからの移動も多いし、さらに沖縄なんかも人の出入りが多いから、そう言う地域の方が危険じゃ無いだろうか。

いずれにしても、何故かこの法律には民進党は敏感に反応しているみたいで、仮に成立したら日本から脱出すると公言している議員もいるらしい(笑)。本当に日本から出て行ってくれたら、少しは日本の政治もまともになると思うので、是非その時には公言通り出ていって欲しいけれど、この人前に行ったことなんて簡単に反故にするからなぁ。だから民進党は信用されない、というか最近では信用する・しない以前に、無視されたり嘲笑の的になっているんじゃ無いだろうか。国民が先ず臨んでいるのは、兎に角経済が良くなって、お金や物が回り始めて活気が出てくること。それによって、税金だって下がるかもしれないし、年金や医療保障だって改善できるかもしれない。凄く単純明快な目標すら見えていないのか理解していないのか、的外れなことばかりしてくれるから、与党も敢えて蓮舫氏の二重国籍問題を追及して代表を辞任させることをしないのかもしれない、という話も真実味を感じてしまいます。まぁ、現代版裸の王様状態では無いだろうか。しかも悪いことに、その事を指摘してくれる正直な子供が登場しても(すでに何人も出ているわけですが)、それでも聞く耳を持たないという事だからなぁ...

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