川勝知事がやっと三選目の知事選挙に出馬することを事実上表明。今のところ有力な対抗馬が無いために、このままほぼ無投票状態で三選される事がほぼ確実に。個人的な好みで批評しては申し訳ないけれど、この川勝氏、一寸ファナテックな所があるのがどうもなぁ... 静岡市と静岡県の対立構造もそうだし、富士山静岡空港直下の新幹線新駅設置にしてもそうだし、そのアイデア力は買うとしても、そこに至るまでの道筋だとか背景説明とか、どうも納得できることがほとんど無い。
例えば静岡市と静岡県の対立問題。県は、政令指定都市としてまた県都として勢いが無い静岡市を解体して県政に統合すると言っているけれど、それが先ずピンと来ない。それが効果的ならば、静岡県全ての市町村を廃止するなり、それが無理ならやはり人口減少傾向に有る浜松市だってその対象になると思うのだけれど、浜松は好きにやればみたいな事を言っているし。空港の新幹線駅にしても、確かに空港直結の高速鉄道駅というもののメリットは大きいと思うけれど、実際に停車するだろう新幹線はこだま号の各駅停車だけだろうし、一日の利用客数だって年間空港利用客が空港目標の70万人が全て利用すると想定しても2000人に届かない。東海道新幹線の停車駅の中では一番利用客数が少なそうな(失礼)岐阜羽島駅でも3000人弱は利用しているようなので、採算性だけ見ても厳しそう。まぁ、将来的に空港周辺が大規模に整理されて、例えば空港直結のアウトレットモールが出来るとかになれば、利用客数の伸びはかなり違うだろうけど。ところで、今回調べていて気が付いたんですが、以前は空港駅と掛川駅が近すぎて駅設置できないだろうと思っていました。今回両駅間の距離を測ってみると、16km弱。で、この距離間隔って、熱海-三島間と大体同じくらい何ですよね。待避線の無い熱海には、こだま号だけで無くひかり号も日中停車したりするわけで(大観光地があるからですけど)、それを考えると以前は疑問だったスケジュール的な要素って、案外問題にならないかもしれない。ただ、仮に設置するにしても、工事費や維持費が赤字なのは確実そう。
閑話休題。昨日夕方のテレビでこの出馬のニュースを伝えていた時に、8年前に川勝氏が突然文化芸術大学学長を蹴って出馬した時のコメントが流れていましたが、「任期4年でやれないことは、二期8年やっても駄目」みたいな事を言っていた。それで三期もやる理由はどうするんだろうか。
対する自民党は、対抗馬が無いですよねぇ... 現職の国会議員を落下傘で立候補させるとしても、知名度の点では今ひとつ。個人的に唯一対抗できそうなのは、現浜松市長の鈴木康友氏だけれど、多分今はでないだろうなぁ... 共産党は無理にでも候補者は出すだろうから、無投票当選は無いとは思うけれど、事実上の無投票当選になりそうなのがなぁ... 困ったもんだ...
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