2017年4月2日

デルタの韓国シフト

デルタ航空と大韓航空が、JVを展開して太平洋路線の協業を進めていくという記事。デルタというか、もともとのノースウェストは日本の成田をハブにしていて、デルタに統合された後もその資産を保持していたけれど、アライアンスの日本国内の相手が無いために、正直なところ羽田へ枠を貰ってもなかなか行かせない様子。成田からの移動をちらつかせているけれど、今の状況だと羽田は維持しても、成田は放棄して仁川に東南アジアのハブは集約しそうですね。ただどうだろうか、日本に来る乗客の方が韓国に来る乗客よりも多いと思うのだけれど。仁川から日本の地方空港へのフライトも多いけれど、流石にそれだけで賄えるとは思えないし、日本のマーケットを捨ててまで仁川へ集約するのか、ちょっと興味は有りますよね。

デルタが成田を出るかどうかはデルタの思惑次第だろうけど、今それに頼っているスカイチームの多のメンバーは困ってしまうかも。最も、大韓航空がデルタに変わって成田の権益を維持するのかもしれないけれど、それにいても大韓航空も全部は受ける余裕は無いだろうし。羽田へのシフトにしても、今後多少の利発着枠は増えるだろうけど、今の成田を完全に補完するまでにはなかなか進まないだろうし、仮に追加のターミナルや第五滑走路が出来ても、それって10年20年単位の話ですからね。それまでには、逆に成田の利便性が良くなって、乗り継ぎ空港としての役割は成田の方が便利になったりするかも。

成田もC滑走路の増設の話が進みそうですが、最近は慣れたからなのか昔ほど成田へ生野不便さを感じなくなってきました(笑)。それでも、N'EXがもう少しスピードを出して今の東京-成田1時間を40分位にしてくれると嬉しいのだけれど。で、デルタが撤退したら、その分ANAとUAが一タミの北側も一部使うようにして、増便してくれるのが個人的には一番嬉しい(笑)。

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