2017年3月9日

クックパッドがちきりんパッドに?

クックパッドが公開した社外取締役に、「伊賀泰代」という名前が掲載されていて、ちょっとした話題に。この名前だけだとピンと来ない人も多いけれど、じつは「社会派ブロガー・ちきりん」氏の中の人、と言えばそこそこの知名度のある方。当然ながら賛否いろいろある著名ブロガー氏が何故クックパッドの社外取締役に? という素朴な疑問が。「社外取締役」の仕事って、社外という客観的な立場から、その会社の経営や施策に対して助言や批判をする立場、何だと思うんですが、どの様な点がそう言う判断能力を持つ人物とクックパッド側は評価したのか、そこが凄く興味が沸きます。

今ではこれまでの自分の行動や学歴等を(曖昧だけれど)ブログなどで記述していた過去の履歴や、一番の決め手は「ちきりん」の商標登録を出したことで本名が判明し、それによって二人の過去の行動履歴も一致したから、両者は同一人物と判断されたわけですが、多分よほどご本人に近い人以外は彼女の能力なりスキルなりって分からないのでは。だって、「ちきりん」としてのブログでの書込内容から判断するしか無いわけだし。

私も彼女が話題になり始めた頃ブログを読んで面白い人だなと言う事でそれから頻繁に記事を読むようになったんですが、正直内容に関しては賛否は半々。ただ、自分の考えと違うから好きだ嫌いだというのではなく、考え方の組み立てというか筋立てま方法・手法が面白いなと感じていました。で、数年前になるのかな、それまでは仕事(証券会社?)をしながらのブロガー生活だったのを、退職してブロガーとして(?)独り立ちする事になったとのこと。それまでに何冊か書籍を出版して、それなりに蓄えもあったと思うし、其れ以前にマンション購入して住むところには困らないと言う話も本人が書いていたので、年齢は分からないけれどそれなりに生活するには困らないのだろうなぁと思ったんですね。

で、そうなってからも暫くは彼女のブログを読んでいたんですが、段々と不信感みたいなものを感じるようになってきました。その理由というのが、それまでのブログの書き方と見た目は同じなんだけど、何か利益誘導というか、それまでの「自分が感じた結論」では無く「自分が欲する結論」で終わるような内容が増えたように感じ始めたから。最初の頃は、例えば自分の著書の宣伝が入るのは、それはそれで独立して個人著述業として生計も立てる必要はあるだろうから、まぁそれは仕方ないと思って居たものの、だんだんとそれがあからさまに感じるようになり、またどう言う繋がりがあるかは不明だけれど、何か観光地のよいしょ記事みたいな内容の話も散見されるようになってきたし... まぁ、そんなちょっと「意図的な筋立て」みたいなものを感じるようになってからは段々とアクセスもしなくなり、ここ最近はサイトも見なくなってしまいました。

クックパッドって、最初の頃は色々なレシピ集みたいな感じで、それこそ「家庭の味の集大成」みたいな感じで、それはそれで好感が持てたんですが、段々と競争色が強くなってきて、変に凝った料理に趣旨が変わってきたじゃ無いですか。最近では、それがメイン見たくなってきた感じも受けるし。それはそれで調理情報としては有りだと思うけれど、でも「調理・料理の本質ってなんだろう」と思うと、やはり一寸違うんじゃ無いのかなという印象も残ります。そんなもやっとした不信感に、実は今回のちきりん氏の社外取締役就任というのが実はぴったりはまっていたりして。で、ちきりん氏の謳い文句も、これまでの「社会派ブロガーちきりん」から「社外取締ブロガーちきりん」に変更するのだろうか(笑)。

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