2017年3月7日

普通の時にも見分ける方法

高級クラブのママが語る、出来る人出世できる人の「人間の器」という本。以前も、ファーストクラスのCAが語る出来る人みたいな記事が何度もネットに掲載されたけれど、それなりに成功している人の振る舞いを日々見ているこう言う人達は、自ずとそう言う審美眼を養うんでしょうね。とは言っても、彼らにしても漫然とお金持ちの行動を見ているだけでは駄目で、ちゃんと相手の事を理解して行かないと、例えばその人がたまたま何かお金があるだけの人なのか、将来も含めて関係を維持することでメリットのある「徳」のある人なのか、そう言うことを見抜いて行くのも彼らの仕事を円滑に進める術の一つですからね。

で、確かにそう言う場所に来る人、利用する人はそれなりの経験や地位もあるだろうから、多く場合参考にする価値があるとは思うけれど、でも自分とはそれ程縁の無いそう言う場所に来る人を参考にしても、じゃぁじぶんに合うのかという疑問も。同じような話を、例えばビジネスクラスの乗客の中でも光って見える人とか、完全予約のお店で店主がもう一度来て欲しいと思うお客の振るまい、とか、攻め手自分でも手が届く範囲での「ひと味違う人」の話って言うのを聞きたいなと。ファーストクラスで歓迎される乗客は、じゃぁビジネスクラスを利用するときには箸にも棒にもかからない人になるのかと言えばそうじゃないだろうし、本当に出来る人ならばどのクラスに登場しようとその振る舞いは変わらないはず。逆にいつもはビジネスクラスを利用していて光る人ならば、例えばインボラでファーストクラスに登場しても、その行動は変わらないだろうし。もしインボラされたら傲慢になるようならば、やはり普通の時にもその片鱗は見えるだろうし。

世の中には、どんなことにもどんな場所にも「ピンからキリ」まで存在することは確かで、その中でも高級クラブとかファーストクラスという特別な場所には「ピン」の人も多いでしょう。ただ、どんな場所でも本当に価値のある人は変わらないだろうという事を思うと、もっと普通のもっと馴染みのある場所での人の見分け方・振る舞いの仕方と言う話の方が、実は我々にとっては意味があるんじゃ無いだろうか。勿論、どんな場合にも、より良いサービス、より高品質の物を知らないと、その人はそれ以上の物事を知り得ないことも事実で、そう言う意味ではもし機会があればそう言う世界を覗いてみることは必要だし、経験してみることも重要。そう言うチャンスは生かすべきだしね、多分こう言う種類の書籍はそう言うことの疑似経験をするという意味で重要なんだろうなぁ。

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