2017年2月27日

ラストマイル

ネット通販などの物流増の増加に、とうとう物流最大手のヤマト運輸すら悲鳴を上げるようになったという記事。私もよく利用する方なので、物流各社の配送サービス(ビジネス)には感謝している半面、以前比べて配達精度というか、昔はもっと配達頻度も少なく配送指定も大雑把だったけれど、当時感じていた「信頼感」みたいな物が最近は薄くなっているように感じているのも事実。

記事のコメント欄には、コンビニや駅での受取を推奨している方も見られますが、逆にコンビニ側にしたら荷物を保管するスペースを確保しないといけないわけで、それはそれで今度はコンビニ側の負担になる可能性も。受取期間を決めて、受取に来ない場合には運送会社に返送するとか、新たなルール作りも必要でしょうね。もう一つは、その人の住んでいる住宅条件にもよるけれど、やはり「宅配受取ボックス」みたいなものが常設されて、不在時でも予定通り配送作業が進むような仕組み作りは必要でしょうね。マンションなどの集合住宅には公共スペースの常設設備として義務づけとかする必要があるかも。また、そうで無い場合には、例えばその地区とかブロックで一つ共同宅配ボックスみたいなものを作って受け取れるようにするのも一つの方法かも。ただ、大きな物とか重い物などは自宅から距離があると受け取るのも大変だし、その当たりは悩みどころでしょうね。最も、購入した方は自分が何を注文したのか理解しているはずだから(多分)、重い物大きい物は自宅配送、そうで無いものはコンビニ受取とか宅配ボックスで、という棲み分けが必要でしょうね。

また、例えば配達は一週間に一回だけで、その時にその週の配達物まとめて配送するサービスとかどうだろうか。生鮮食品などは駄目ですが、衣類とか賞味期間に関係ない缶詰類などの食料品なども含めて、必ず指定時刻の+/-10分位は確約するようにして、まとめて受け取れると言うサービスもメリットありそう。平日は仕事をしている人などは、有りがたいのでは。また、小さな小物を何度も受け取るような場合も、まとめてくれたら配送料が易くなるなどの付加サービスとペアで利用出来れば結構要望は多い気がする。

物質転送装置が出来ない以上、どうしても最後に手元まで配達してくれるサービスは必要なわけで、今のところそれは人海戦術でこなすしか無い。将来的はドローンのような物とか、自動運転車が巡回配送してくれるようなことも可能になるだろうけど、まだ当分は人が自分で運ぶしか無い。以前私のところに、とある大手運送会社から委託を受けているんでしょうね、結構ご高齢のご夫婦が荷物を届けに来たことがあったけれど、一寸そういう人まで借り出さないと間に合わないのかと一寸ショックでした。お二人にすれば、老後の空いた時間に少しでもお金になるならと言う事もあるんだろうし、そういう意味では人材を有効利用することは悪いことでは無いけれど。配車サービスのUberが食事を配達したりと、いろいろ相乗りビジネス見たいな形態が増えてくるけれど、そのうちタクシー会社がお客の代わりに荷物を配送する時代が来るかも。それがさらに広がれば、自家用車を持っている人は誰でも配達車になれる時代が来るんでしょうね。

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