増え続ける訪日外国人観光客に人気のイベントの一つ「マリオのキャラクターに扮して、都内をゴーカートで周遊する」会社が、本家本元の任天堂から提訴された記事。訪日客に人気のコンテンツとして、テレビなどのメディアでも何度も取り上げられて、私も何度も観たこの会社のイベント。あれだけ盛大に堂々と営業しているからには、最初は任天堂関連会社かと思っていたんですが、どうもそうで無いと知り始めて、それなら欲許諾取れたなと思っていたんですが、案の定何も無いパクりだったとは(笑)。
以前観たテレビの内容では、このマリカーの店舗の中にコスチュームも用意してあり、「都内周遊のカートサービスを提供していて、たまたま観光客が自ら持参したコスプレをして乗車した」という訳では無いことは明らか。この会社が都内周遊のゴーカートの貸出業務のみやっていて、たまたま偶然その店舗の反対側に荷物預かりの会社が有り、そこではレンタル衣装の貸し出しサービスなんかもやっていた、と言う筋立てならまだ少しは言い訳も出来るかもしれないけれど、今回の件は完全にアウトだろうなぁ。任天堂と言えば知財に厳しい事で有名だから、多分徹底的にやられそう。
最初、この会社のコーカートサービスのニュースを見たときに、安全上どうかと思ったんですが、不思議な事に道交法上はこう言うゴーカートで行動を走っても問題無いらしい。原付扱いになるのかな。しかも、四輪だとヘルメットも入らないという話を聞いて、「えっ、それって良いの」と感じたことも。確かにこう言うゴーカートが走り回れば面白い画になるだろうけど、都内でやられたら迷惑な気もしますねぇ。
ただ、こう言う体験型のイベントというのは集客力はあると思うんですよね。今回の様にマリオのコスプレをしなくても、都内を走り回る、あるいはこの会社大阪などでも同様のイベントをやっているらしいけれど、このコンテンツ自体は結構付加価値があると思います。だから、それこそ任天堂自身がやりだしても不思議じゃ無い内容だし、それならそれで結構面白いかも。公道を走るだけで無く、途中私有地に誘導して、その中でゲームの背景見たいなコースを端って見るのも面白いかも。ただ、マリオの世界観に近づけば近づくほど、許諾関係は複雑で難しくなりそうだけれど。映画の「聖地巡礼」じゃ無いけれど、画面の中の世界をリアルで体験出来るっていうのは、例えばディズニーワールドなんかもその最たるもので、言ってみればああいうビジネスモデルって既にある物だけれど、結局それをどの様な場所にどの様な形で展開するかが、付加価値の大きさが違ってくる事を実感する事件ですよね、今回は。
0 件のコメント:
コメントを投稿