2016年12月9日

WindowsはARMの夢を見るか

現在中国の深圳で開催されているMicrosoftのWinHEC 2016。PCWatchの山田祥平氏のコラムでも早速取り上げられているけれど、Windows10のARM上でのサポート、それもWindows8/8.1 RTのような「専用バージョン」ではなく、Windows10のx86互換を提供するので、既存のアプリがそのままARM上のWindowsで動作する事になります。流石にCPUをガンガン使い込むアプリは厳しそうだけれど、普通に仕事で使う程度の通信やブラウザー程度の利用なら問題無さそう。肝心のARM用X86エミュレーターの出来がどれだけチューンされるか不明だけれど、今後搭乗するだろうARM系デバイスのデザイン(サイズ、重さ、LTE等の機能)によっては、今の2-in-1系特にSurface系のWintel系PCのマーケットを食うかもしれませんね。

山田祥平氏も書かれているように、ARM系のメリットは省電力機能だと思うので、例えば一回の充電で確実に10時間以上、可能なら15~6時間利用可能なら、かなりメリットあります。ただし、Wi-FiとかLTEをガンガン利用してと言う条件で。それが、このARM系デバイスの最大のメリットになるはずだから。一方で、個人的に気になるのは、メインメモリーのサイズや内蔵ストレージサイズ。特にメインメモリーは、多くても4GB程度かなと思うので、そこは8GBは最低で、可能なら16GBモデルも欲しいところです。それだけで、CPUの非力さを補って余りあるようになると思う。同様に内蔵ストレージも、128GBは最低でも欲しいところだけれど、ARMと言う事でWi-FiやLTE前提にすれば、既存のノートブックPC系よりもネットワークストレージとの相性が良いかなと思うので、そこは運用次第かもしれない。SDメモリースロットがあれば、内蔵ストレージは64GB位でOS専用と割り切っても良いかも。

気になるのは、これでスマホなどのメーカーがPCのマーケットに入ってくるかどうか。すでに幾つかのスマホメーカーは2-in-1タイプのWintel系PCを出し始めているから、Windowsに対しての技術力もあるだろうし、決して難しい話ではない。問題は、ARM系の良さをどれだけ作り込めるかですが... 個人的には、ARM系のWindows PCでも、画面サイズは最低でも12インチから13インチで、解像度も4Kとは言わないけれど2K程度は欲しい。で、薄型軽量で500g位で丸一日フルで利用出来るなら興味が有りますね。あっ、あと打ちやすいキーボードは必須だなぁ。Wintel系は、より高機能な領域に行こうとしているらしいので、ARM系は今のビジネスや日常利用の領域のデバイスを一気に入れ替えるくらいの気持ちが無いと、今回も結果的にはIntelに潰されて終わりになるかも。あと、AndroidがどれだけAndroid OSを束づけてくるかですよね。2017年は、なかなか混沌とした年になりそうな予感。

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