2016年12月25日

NRT-JFK (5) - ANAにガッカリ

先の記事にも一寸書きましたが、ほぼ定刻通りにドアクローズとなり、水平飛行に入ったところで座席の背もたれを倒そうとタッチパネルを操作したところ、少し動いたところで動かなくなりました。タッチパネルの感度の問題化とやってみましたが、それ以外の可動部分も反応無し。実は出発前から気になっていたんですが、このタッチパネルは離発着状態になると緑色のLEDが点灯するようになっています。これが、出発前から不規則に点滅していたんです。まるで、何か接触不良を起こしているように。嫌な予感が的中してしまいました。このまま硬直状態で12時間近いフライトを過ごすわけにはいかないので、飲み物のオーダーを丁度取りに来たCAさんに状況を説明して、隣りの2Dに移動しました。この後、CAさんも何度かタッチパネルを操作して動かそうとしていましたが、どうも完全にスタックしたらしく、折返しのフライトはどうなるのか、ちょっと心配になりました。これがガッカリの1番目。

2番目のガッカリが食事。今回は成田発ですから、当然のごとく和食を選択。ただし、主菜が鮟鱇と鮟肝の煮つけになっていたので、肝系は苦手な私は入らないことを伝えて、あとお酒を飲むときは食事もしないので、食事もキャンセル。甘い物特に餡子系も駄目なので食後の甘味も断りスタート。最初にアミューズが提供されますが、この時に「やけに冷たい」と思うほど冷えていて??? 夏の暑いときなら、まだ良いかもしれないけれどこの時期にこの温度管理は、という感じ。また、「きびなごのマリネ」が入っていたんですが、これが一番苦手な感じの酢の具合で、直ぐに吐き出すほど。全体的に味付けが「濃い」と言うよりも「キツい」と言う感じで、ほとんど手つかずで残してしまいました。

続いて先付。「鮑と数の子梅肉掛け」でしたが、これも冷たい上に梅肉が酸っぱすぎて駄目。もう梅肉の味しかしない。これも一口舐めたくらいでそのまま返却。次の前菜は、五点盛りでしたが、かにミソ豆腐は生臭さがあったし、唐墨はべちゃっとして口当たりが悪いし、正直これも半分以上残して返却。この後椀物になり、やっと暖かい物が出て一息。以前、お湯の量が少なくて味が濃くて飲めた物じゃ無かったけれど、今回はそれなりの味で一息。これは完食。で、このお椀を下げながらCAさんが、「この後、炊き合わせと小鉢をお持ちします」と言って、「うん?」とは思ったんですが、炊き合わせ(牛タンの味噌煮)を摘まみながら、メニューを見たら、この前にお造りがあるはずですが、それが無い。お酒のお代わりをつぎに来たCAさんに「お造り、飛ばしてませんか」と聞いたら、直ぐにギャレーに戻って1分も絶たないうちに持ってきたけれど、どうなっていたんだろうか。

そのお造り、鰤とサーモントラウトでしたが、この鰤の切り身の色が茶色で、もう見ただけで食欲が無くなる見た目。全然新鮮さを感じない。サーモントラウトも、一切れの半分ほど食べてみましたが、元々サーモンの刺身は得意では無いので、こちらもGive-up。折角出して貰いましたが、ほとんど手つかずで戻されました。牛タンの味噌煮も、暖かいのは嬉しいけれど、味噌味が濃すぎて半分も食べないうちに飽きてしまいました。あと、小鉢は穴子の酢の物みたいな物だったけれど、その穴子が平べったい不味そうな穴子で、こちらも野菜類を少し食べただけで終了。全体的に、冷菜はもう一寸常温に戻さないと駄目なんじゃ無いかと言うことと、機内で食べるので味付けを濃いめにしているのは分かるですが、それが私にはキツすぎる印象。結果的に、食べた量的にはコンビニのお握り半分も無いんじゃ無いかと思います。その分アルコールの回り具合が何時もより一寸厳しかったかも。

もう10年位前だろうか、初めてANAのファーストクラスを体験して、流石UAとは大違いと感激したんですが、その優位性って無くなってきている気がする。最もUAはPolarisに統合されるので、グローバルファースト事態無くなりますか、比較対象にはならないのだけれど。私自身、結構偏食気味で好き嫌いの食材がはっきりしていることもあるとは思うけれど、それにしてもちょっと残念な機内食でした。余り食べずにアルコール摂取したからから、この後少し体調が悪くなりずっと寝ている状態で、結局途中の完食も到着前の食事も断ると、CAさんが「最初のお食事もそうですが、あまりお食べにならないんですね」と言われたので「ええ、まぁ」とお茶を濁しておいたけれど。ふと三年前にも利用したNRT-JFKの記録をみてみたら、この時は確かANAのビジネス利用でしたが、同じような事を書いている(笑)。うーん、ANAさん、和食の改善を希望します。

JFKには予定よりも早めに到着したんですが、空港混雑のために上空待機になり20分程大西洋上で周回して着陸。ほぼ定刻通りの到着になりました。(続く...)

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