横浜市営地下鉄が、合格祈願の絵馬をもした記念乗車券を発行したところ、そこに印刷されていた「制覇」の「覇」の字が間違っていたという記事。よく分からないのが、記事に書かれている「変換しても『覇』の字が出てこなかったので、冠の『西』に間違って『朝』を付けて文字を創作したらしい。でも、今時のIMEで「制覇」が変換出来ないって、何を使っているのか、そっちの方が気になる。
それに、仮に一回で「せいは」が「制覇」に変換されなくても、「は」で一文字変換して候補を見つければ済む話で、わざわざ「西」と「朝」を変形させて文字を作るより、よっぽど簡単で楽だと思うのだけれど。実はこの人、ちゃんと「制覇」と変換されていたのに、その「覇」の字が正しい文字だとは認識せずに、自分が正しいと認識している今回の「西+朝」の文字が出てこないので、変換出来ないと勘違いしたんじゃ無いだろうか。
自分達の世代は、ワープロとか使い始めたのは社会人になってからなので、学生時代はずつと文字は「書く物」でした。だから、文字の形が朧気でも実崔に紙に書いてみると何となく賭けたりするんですよね。でも、ワープロが登場して、パソコンでIMEを使い出すと、読み方とか発音は分かっても、その文字自体の作り等はあやふやになり、全体のイメージでなんの文字と認識していると思います。だから、何となく漢字のパーツが似ていると、例えば「刎ね」るが「止め」るだったり、「目」じゃなくて「臼」だったりという部分が曖昧で、ついそれが気になって曖昧な文字を選んでしまう傾向はあると思います。
書き文字がイメージにどんどん変わっている理由の一つに「絵文字」の存在があるんじゃ無いかと個人的には感じています。特に、色々な言語の文字を組み合わせて、それっぽい感じを作ったりしていると、実は違うんだけれど曖昧にイメージで記憶してしまうでしょうね。そうなると、IMEすら信じられなくなるのかも。機械を過信するのは駄目だと思うけれど、不信感をつのらせる前にちょっと自分自身を振り返ることも必要なんでしょうね。自戒を込めて。
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