2016年12月6日

Amazon Dash Button

予め設定してある商品の注文がボタン一つで可能になる「Amazon Dash Button」。別にスマホアプリで、それぞの商品用にアイコンを作って、それをクリックしたら注文できるようにしておけば良いじゃんという気もするんだけど、その商品の近くにこの物理ボタンを設置させて、減ってきたらその場で注文されるのが肝なんでしょうね。トイレットペーパーの在庫切れにトイレに入った時に気がついたら、その瞬間に注文したいものだし、トイレからでた後に注文すればいいやとその時は思っても、外に出たら忘れてしまうことは多々ありますからね。あと、物理的な操作がボタンを押すだけという手軽さも重要な要素でしょう。人間、手軽ならば購買する気持ちも大きくなりますから。スーパーマーケットに行くのは億劫と思っても、近くのコンビニへは気軽に行くし、コンビニの中でも目の前に置いてある商品には先ず手が伸びますしね。某家電メーカーのキャッチフレーズじゃ無いけれど「目の付け所がシャープ」(笑)。

もう一つの「Amazon Dash Replacement」は、使用機材が消費具合をモニターして、その状況で自動的に例えばコーヒーとか水とか発注する仕組みだけれど、これはちょっとやり過ぎだろう(笑)。自動車の燃料切れ警告ランプのように、責めて何かアイコンを点滅させるとか、メール配信するとか、それ位にして欲しい。Buttonの方は自分の意思で注文するから、いつ受け取るかとかそう言う判断も出来るけれど、Replacementは自動的に処理されて、例えば留守の間に配送されても困るし、もしかしたら暫く補給を止める予定もあるかもしれないし。この辺りは自ずと好き嫌いが生まれそう。

少し前にインターネット冷蔵庫とか話題になっていたけれど、個人的にはあれって余り有効では無い気がしていて、ちょっと具体的な使い方が浮かばなかったのですが、こういう単機能に徹したアイデアなら上手く行きそうな気がする。この辺り製品デザインする時にどれだけ開発担当者が意識しているかで、話題だけの機能になるか実際に使える機能になるかの分かれ目になると思う。しかし、Amazonの社会制覇は着々と進むなぁ...

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