欅坂46のメンバーが、ドイツ・ナチスを連想させるコスチュームをしたと言うことでちょっとした騒ぎに。さらに、これを利用して騒ぎを大きくしようと、某方面の人間達がわざわざ海外のニュース社や関係団体にご注進に及び騒ぎを大きくしてご満悦に。既に数多く言われているけれど、まるで所謂慰安婦問題の騒動と同じようなスキームが動いていような既視感。
実際のコスチュームの様子を見たけれど、正直「そういえばそういう感じもするけれど」という程度で、別にハーケンクロイツを付けているわけでは無いし、赤色の腕章だって付けていないし。好まんとタイプの外套だって、著つと古い感じだけれど今でもあるものでしょ。帽子の鷲のマークがという話もあるみたいだけど、それじゃぁ時計のBREITLINGは駄目じゃん(笑)。あるいは、パイロット系は全滅でしょう?! まぁ、若い女の子が軍服っぽい格好することが望ましいとは思えないから、「そう言う意図は全くなかったけれど、誤解を生んだことは謝罪したい」で済む話では。
問題は、この件をこれ幸いと炎上させるグループが有る事で、そこまで騒ぐような無いようじゃ無いのに、あえてフレームアップさせて騒ぎを起こし、その責任を別の理由や対象に責任転嫁することを目的にしている。行ってみれば、ナチズムを批判しながら自分達がナチズムを利用しているというダブルスタンダード。最も彼らはこれが最初じゃ無くて、暫く前には安倍総理の顔にちょび髭や、それこそハーケンクロイツの腕章みたいものに、チャップリンの「独裁者」のようなデザインにして「ナチズムが」とか「独裁が」とか煽っていたけれど、あれだって結局は自分達がナチズムを利用しているわけで、彼らこそがそう言う軽薄な行動を批判されるべき。仮に彼らの主張が本当であれば、彼らが粛正されても文句を言う間もなく抹殺されるわけだし、それが無いと言うことは違うという事は、彼らが本当の意味での「ナチズムの危険さ」を矮小化していることになるわけで、それこそが人類に対しての犯罪行為でしょ。
暫く前に「言論の自由に対しての圧力がぁ~」という話が有り、テレビ等で有名なキャスターやジャーナリストの皆さんが記者会見したりして批判したけれど、その後の会見では「そう言う事実無い」とか言って、結局はその時々の時流に流れて適当なことを言っていたことが証明されてしまったけれど、そうやって多げな事を言っているとそのうちに誰も信用してくれなくなることは、狼少年の童話ですでに証明されている(笑)。今回の件だって、自分の都合良く「ナチズムが」とか言っていると、本当にそう言う警告が必要な時にはみんなその言葉には麻痺しているかもしれない。本当に必要な「言葉」は必要な時に使われるから心に届く訳で、その言葉自体に無限の力があるわけじゃ無い。毒であっても上手く使えば薬になったり、薬だって間違ったつかいかたをすれば命を落とすことになるように、何事にもTPOというものがあるでしょう。そう言うことを知らない・無視した行為が、今回の騒ぎを醸成しているあの人達の浅はかさだなと感じますね。
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