毎度お馴染みPCWatch、山田祥平氏のコラムから、MVNOのジレンマについて。先日の携帯各社2016冬モデルの発表で、MVNOに対抗するような廉価モデルが発表されて、これまでのように「安さ」を訴求するだけではなかなか大手の安心感を上回る顧客のロイヤリティ獲得は難しくなってきました。MVNOの中でも安さの訴求力が大きい楽天が、今度はミドルレンジに出て行くのも、まぁ分からないでも無い戦略。タダ個人的に疑問なのが、MVNOは回線を売りたいのか、大手のように本体を売りたいのか、そこがよく分からない。
自社サービスを継続して貰うために、本体も含めて契約して貰う方が拘束力は強いだろうけど、今のユーザーってその当たりは逆にiPhoneが良いとか、嗜好性も強いだろうから、ある程度知識と経験がある人以外はなかなか「格安」という言葉だけではつられないような気がする。
例えば私などは、よく海外へ遊びに行くから、MVNOで国内と海外でシームレスに利用出来るようなサービスをしてくれたら、毎月の利用料金が今の倍になっても(約4,000円位)利用すると思う。海外でのローミングサービスでもいいけれど、出来れば現地の電話番号を使ったローカル品質のサービスが提供されると嬉しいけれど。勿論、今でもその手のサービスは大手も出しているけれど、データ量が50MBとか、かなり物足りないですからね。電話会社同士の利用料金のやり取りがどの程度なのか分からないけれど、例えば年間の利用可能日を2週間とか3週間とか制限しても良いから、そんなサービスを出して欲しい。
例えば楽天なんかは、自社で電子マネーのEdyを展開しているわけだから、楽天モバイルの端末は全てFeliCa対応にして、楽天経済圏での標準通過にするくらいの覚悟で展開したら、もっと違う結果になるような気がする。EdyだとANAのSkip!サービスにも使われているわけだから、そちらとの連携だって可能だろうし。そういう意味では、もう一寸MVNOも努力が必要なんじゃないだろうか。
ところで、平井さんって、今楽天にいるのね。知らなかった。うーん...
0 件のコメント:
コメントを投稿