2016年9月17日

蓮舫-野田

蓮舫代表がまず自分のチームに選んだのが、野田元総理の幹事長。うーん、自民党も過去総裁経験者を要職に付けたり、今の麻生副総理も元総理大臣だけれど、それでも色々な人がある程度入れ替わり立ち替わり登場している事を考えると、民進党って本当に人材がいないのか。

党内的には野田氏と言うと当時の民主党を下野させる解散総選挙に持ち込んだ「戦犯」な訳だけれど、でもよくよく考えてみれば、与党になる前に散々美味しい事を行っておきながら、いざ政権を取るといい加減な事を言って約束を反故にしたり、鳩山、菅という迷走を散々してきた最後の敗戦処理が野田さんだったわけで、そう言う意味では犠牲者ではあるけれど犯人というにはちょっと厳しいのでは。

で、野田氏、「蓮(舫)を支える蓮根になる」と言ったらしいけれど、センス無いなぁ... 蓮根って、泥の中で掘り出されるまで見つからないわけで、この人だって誰かに掘って貰わないと仕事にならないのだけれど、幹事長で掘り出す側でしょ、選挙の。自分が「ドジョウ」だから、なんか上手い事いったと思っているかもしれないけれど、一寸違うんじゃ無い、と小一時間。

結局蓮舫氏が色々巻き起こした騒動で、台湾問題が一番大きいと思うけれど、今度は「国会議員の二重国籍」問題が出てきたみたい。民進党の支援団体である連合の会長が「(蓮舫氏以外にも)二重国籍の議員は結構いる」と言っちゃったけど、いゃいゃ、いいのかそれで。数万円の政治資金規正法違反よりも、よほど大きな問題だと思うぞ。罰則規定こそ無いかもしれないけれど、日本の法律で日本国国籍を選択したら多国籍は破棄すると決められているのに、それを守らないような人間を、国民の代表としての国会議員にしてもいいのか? 例えば、日本国籍取得時に後で破棄するつもりで忘れていて、その後多国籍のパスポート申請とかその利用歴が無いのであれば、今回限りの情状酌量余地と認めても良いけれど、仮にパスポートを取得していたり、利用歴があれば確信犯だからアウトですよね。それに、日本国のパスポートを取得するときには他国の国籍を有しているかという設問があるわけで、ここで持っているのに「いいえ」とチェックしたら虚偽申請になります。蓮舫氏は、いつの時か分からないけれど日本と台湾のパスポートを持っていた事は事実なのだから、日本の申請の時にはどうしていたんだろうか。虚偽申請でアウトだと思うのだけれど。

さらには、彼女の家族の台湾での財産なども含めて、本人の資産確認なども始まっているみたいだけれど、国会が始まるまでにかなり状況が変わっているんじゃ無いだろうか。勿論、自民党にも後ろめたい人は多いのかもしれないけれど、それだけの犠牲を払っても民進党を潰しに掛かるか、お互い手打ちにして今回限りと矛を収めるか。でも、仮に両方相打ちになったとしても、自民党にしてみたら蓮舫氏関連で幾らでも痛いところはあるという考えかもしれない。国会が始まって殻が、第二幕開幕と言う事なんでしょうね。まぁ、政治の駆け引きも政治家の仕事のうちかもしれないけれど、それよりも経済対策を国民は望んでいるわけだから、それを先ずは優先して欲しい。

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